9日目は、カザフスタンから3度目の国境越えをして、4か国目のウズベキスタンに入ります。首都タシュケント市から、高速鉄道に乗って「青の都」「シルクロードの宝石」とも呼ばれるサマルカンドを目指します。この日は移動時間が長いので、ホテルを夜明け前の5時に出発しました(4時起き)。
タラス村からウズベキスタン国境までは、クルマで7時間です。長い。出発が早朝だったこともあり、ずっとクルマで眠ってしまいました。昼食もクルマの中でお弁当です。11時半ころ(お昼休憩となる直前に、ぎりぎりセーフ)、ようやく国境に到着。3度目の国境越え、4か国目に入国です。国境地帯では、歩いて国境ゲートを通過します。いつもながら、国境越えは独特の雰囲気がありますね。
無事に国境越えを果たして、ほっとしたのも束の間、またクルマを乗り換えてタシュケントを目指します。タシュケント市は、『大唐西域記』では「石国」と書かれていたところで、現在ではウズベキスタンの首都です。クルマで1時間ほどの移動だったでしょうか。
ウズベキスタン歴史博物館は、中央アジアにおける最古で最大の博物館です。1876年に開館されて以来、石器時代から現在までの中央アジアの歴史についてまなぶこ都ができます。考古学、歴史学、民俗学的な資料が展示されています。パキスタンに近い土地柄もあり、ガンダーラ美術に影響を受けた仏像の展示もありました(テメルズのファヤズ・デパ遺跡から見つかった紀元後2-3世紀のものと考えられる三尊仏など)。
この日は、タシュケント市内で宿泊となりました。あしたはナヴォイ劇場を見学したのち、サマルカンド市に向かいます。