さて、ようやく再開した「観るだけ美術部」部長のシルクロードキャラバン(妄想編)、その第3部が始まりました。第3部は、前回帰国したカシュガル市からスタートし、キルギス、カザフスタン、ウズベキスタンと、陸路による3度の国境超えを経てタシケント、サマルカンドに至る12日間です。
1日目は、日本から北京を経由して、カシュガルに向かいます。北京は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ほぼ都市封鎖の状態です。北京オリンピックが直近に迫っているということもあり、かなり、ピリピリしています。空港での検査は厳重です。緊張感がものすごいです。
北京でのトランジットをすませて、カシュガルに向かいましょう。一難去って、また一難。これから向かうカシュガルは、新疆ウイグル自治区の中心都市。新疆ウイグル自治区と言えば、ジェノサイド(人権侵害)かと批判されている緊張地帯のど真ん中。おそらく、この(妄想)旅行でなければ、行けないであろう危険地帯です。
空港警察に捕縛されないうちに、さっさとホテルに向かいましょう。ガイドさんの表情にも、緊張感が漂います。
この日は、カシュガルに宿泊となります。あしたは、終日カシュガルの観光となります。正直言って、落ち着きません。カシュガル観光どころではないです。早く、中国を出たいというのが本音です。