「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[特別展]★AINU ART モレウのうた展

(藤戸康平『ぐるぐるモレウ』(部分)、2022年)

★AINU ART モレウのうた展

 北海道立近代美術館、2024年1月13日(土)-3月10日(日)

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

 アイヌ工芸品展は、交易財団法人アイヌ民族文化財団が1997年からアイヌ文化の振興と研究の推進を目的に全国の美術館、博物館で開催している展覧会です。国内外の優れたアイヌコレクションを紹介するほか、「AINU ART 風のかたりべ」(2013年、北海道立近代美術館ほか)をはじめとして、現在活躍する作家の活動を取り上げてきました。

 今年度は、アイヌ文様の特徴のひとつであるモレウ(渦巻き文様、カラフトではオシカリカリヘコンパ)をキーワードにして、現代のアイヌアートとともに、先人たちが遺した木彫品や衣服を概観し、多様性とデザイン性に富んだ造形力に注目します。古き者に新しさを発見すると同時に、現代の作品の中にも伝統が息づいていることがわかるでしょう。

 本展では、小笠原小夜(イラストレーション)、貝澤幸司(木彫)、貝澤徹(木彫)、川村則子(布アート)、下倉洋之(金工)、関根真紀(デザイン)、西田香代子(刺繍)、藤戸康平(ミクストメディア)、藤戸幸夫(木彫)、結城幸司(版画、映像)の近作、新作およそ100点によりアイヌアートの現在を見つめます。また、国立アイヌ民族博物館、アイヌ民族文化財団などが所蔵する19世紀から20世紀のアイヌコレクションを展覧します。

 なお、トピック展として、尾張徳川家第19代当主徳川義親の北海道八雲町との関わりについてもご紹介いたします。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[特別展]★坂本直行 直行さんの足あと展

(坂本直行『初冬の南日高』、1964年(昭和39年)、広尾町教育委員会

★坂本直行 直行さんの足あと展

 北海道立帯広美術館、2024年2月10日(土)-3月10日(日)

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

 坂本直行は、1906年(明治39年)釧路市生まれ。のちに郷士坂本家7代目当主となる坂本弥太郎(木材商社、坂本商会の代表)、直意夫妻の次男として生まれました。1911年(明治44年)に郷士坂本家の5代当主坂本直寛(母、直意の父親で、直行の祖父)が死去。1913年(大正2年)釧路火災で自宅家財を焼失したため、坂本家は1914年(大正3年)札幌に転居。札幌二中(現在の札幌西高等学校)に通い登山を始めました。1924年(大正13年)坂本直行は父親の勧めで北海道帝国大学(現在の北海道大学)農学実科に進学。在学中は山岳部に在籍して、登山に親しんだと言います。坂本直行は1927年に北海道帝国大学を卒業したのち、温室園芸を学ぶため、東京府(現在の東京都)の温室会社に就職。その後札幌で温室園芸会社を起業するも、父親からの資金援助がなく頓挫します。

 

 1929年(昭和4年)北海道帝国大学の同窓と共に農業経営をするため、そのまま十勝地方広尾村に転居、同地の野崎農場で働きながら牧場経営を学びました。1934年(昭和9年)には、相川修と共に南日高楽古岳の積雪期初登頂を成功させています。1936年(昭和11年)には広尾村下野塚に25ヘクタールの民有未開拓地を手に入れて入植。同年、石﨑ツルと結婚し、5男2女の子どもを儲けます。また、1937年(昭和12年)には北大山岳部OBとして第一次ペテガリ岳遠征隊に参加、1940年(昭和15年)には北大山岳部OBとして第二次ペテガリ岳遠征隊にも参加(このときは雪崩に遭遇し、北大山岳部の後輩ら遠征隊員8名が犠牲となっている)したほか、北海道の自然をモチーフとした風景画や植物画を熱心に描き続けました。1942年(昭和17年)には『開墾の記』を出版しています。

 厳しい土地での苛烈極まりない生活は、1965年(昭和40年)まで続き、以後は札幌市西区にアトリエを構えて、画業に専念。1967年(昭和42年)にはネパール、1973年(昭和48年)にはカナディアンロッキーにスケッチ旅行をしています。1974年(昭和49年)に北海道文化賞を受賞しますが、1982年に逝去しました。

六花亭製菓 包装紙)

 坂本直行の作品で、最も有名なのが、帯広市六花亭製菓の包装紙デザインでしょう。1958年(昭和33年)帯広千秋庵(現在の六花亭製菓)の社長、小田豊四郎が坂本宅を訪問、彼から児童雑誌『サイロ』の表紙絵デザインの依頼を受けたことがきっかけで、翌年から坂本直行がデザインした花柄の包装紙が帯広千秋庵(現在の六花亭)で使用されるようになりました。なお「ちょっこう」という呼び名は、「直行」を訓読みしたもので、坂本直行は親しみを込めてそう呼ばれていました。また、幕末の志士、坂本龍馬の末裔としても知られ、2006年には高知県立坂本龍馬記念館で「『おかえり!直行さん』反骨の農民画家 坂本直行展」が開かれました。

 坂本直行は、登山家、開拓者、農民運動家、画家など、様ざまな顔を持ち、山の仲間には畏敬され、絵の愛好者に敬愛され、農民には敬慕されてきました。北大卒業後、一人の開拓民として原野に挑み、爪に火を点す生活、理不尽な開拓行政との闘いの中にありながら、原野の草花をいつくしみ、遥かな日高山脈に憧憬の視線を送り、その情熱をキャンバスに描き続けました。「観るだけ美術部」部長も、大学時代に山岳部に所属していたこともあり、その足跡を大雪山日高山脈に追った思い出があります。懐かしいです。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立帯広美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[企画展]★釧路芸術館 開館25周年記念 珠玉のコレクション展

(岩橋英遠『彩雲』、1979年〈昭和54年)北海道立釧路芸術館)

★釧路芸術館 開館25周年記念 珠玉のコレクション展

 北海道立釧路芸術館、2023年12月9日(土)-2024年4月7日(日)

(WEBサイト→)

www.kushiro-artmu.jp

千住博ウォーターフォール』、北海道立釧路芸術館)

 今年で開館25周年を迎える釧路芸術館は、「映像芸術」「自然と芸術」「地域と芸術」をテーマに、およそ900点の作品を収集してきました。これらのコレクションの中から、節目の年にぜひご覧いただきたい作品をご紹介いたします。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立釧路芸術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[コンサ]★J1第2節 ×サガン鳥栖 +佐賀牛カレー

 J1リーグ開幕戦は、アウェイにてアビスパ福岡と対戦。スコアレスドローでした。持ち前のバリバリした攻撃のイメージはありませんでしたが、アウェイで確実に勝ち点1を取れたのは、悪くないと思います。新キャプテンMF荒野には「胸アツ」でした。それにしても、開幕して1試合目にして満身創痍、けが人続出という事態はさすがに何とかしてほしいです。

 さて、第2節は開幕戦と同じ九州に本拠地を持つサガン鳥栖。3月2日(土)アウェイでの戦いとなります。そこで今回の「勝利をいただきます!」では、「佐賀牛カレー」をお取り寄せいたしました。

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(「佐賀牛カレー」をお取り寄せで購入しました)

 佐賀牛は、ブランド牛です。「佐賀牛」を名乗れるのは、佐賀県内で飼育された黒毛和種の和牛のうち、定められた基準をクリアしたものだけです。2000年(平成14年)に商標登録されております。

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佐賀牛をミンチにしたひき肉が入っていました)

 こちらの商品には、佐賀牛が12%も混ぜ込んであるそうです。これに国産豚肉を絡め、玉ねぎの甘さとトマトの酸味を加えた、ピリリと辛い「贅沢」なキーマカレーでした。歴史を振り返りながら食べると、味わいも深みを感じますね。

 

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サガン鳥栖から、勝利をいただきます!)

 「佐賀牛カレー」もしっかり平らげたので、北海道コンサドーレ札幌の勝利も間違いなし!「サガン鳥栖から、勝利をいただきます!」今季も頑張れ、北海道コンサドーレ札幌!!

[企画展]★神田日勝×文学展 コレクション展ミニ企画展

神田日勝×文学展)

神田日勝×文学展 コレクション展ミニ企画展

 神田日勝記念美術館、2023年12月13日(水)-2024年4月14日(日)

(WEBサイト→)

kandanissho.com

 神田日勝や、彼の作品が作中に登場する小説や脚本、エッセイなど、言語によって表現される芸術作品に注目し、本展ではそれらを広く「文学」と位置づけ、絵画との接点に注目する展覧会です。

神田日勝『晴れた日の風景』、1968年、神田日勝記念美術館)

 それらの「文学」作品では、神田日勝の絵画が物語上の装置「仕掛け」あるいは物語に彩りを添える要素として用いられている作品や、1979年の米村晃太郎『土くれ』、2019年のNHK連続テレビ小説なつぞら』など、神田日勝をモデルにしたと思われる人物が登場する作品も存在します。

 「文学」作品の登場人物やストーリーの分析を通して、フィクションの中でつくられた画家のイメージ像に迫りつつ、実際の神田日勝作品をご覧いただきます。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、神田日勝記念美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[講演会]★(当館学芸員)「アーティストトーク ものづくりの現場から」

(藤戸康平『ぐるぐるモレウ』(部分)、2022年)

★(当館学芸員)「アーティストトーク ものづくりの現場から」

 北海道立近代美術館、2024年3月2日(土)14:00

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

 アイヌ工芸品展は、交易財団法人アイヌ民族文化財団が1997年からアイヌ文化の振興と研究の推進を目的に全国の美術館、博物館で開催している展覧会です。国内外の優れたアイヌコレクションを紹介するほか、「AINU ART 風のかたりべ」(2013年、北海道立近代美術館ほか)をはじめとして、現在活躍する作家の活動を取り上げてきました。

 今年度は、アイヌ文様の特徴のひとつであるモレウ(渦巻き文様、カラフトではオシカリカリヘコンパ)をキーワードにして、現代のアイヌアートとともに、先人たちが遺した木彫品や衣服を概観し、多様性とデザイン性に富んだ造形力に注目します。古き者に新しさを発見すると同時に、現代の作品の中にも伝統が息づいていることがわかるでしょう。

 本展では、小笠原小夜(イラストレーション)、貝澤幸司(木彫)、貝澤徹(木彫)、川村則子(布アート)、下倉洋之(金工)、関根真紀(デザイン)、西田香代子(刺繍)、藤戸康平(ミクストメディア)、藤戸幸夫(木彫)、結城幸司(版画、映像)の近作、新作およそ100点によりアイヌアートの現在を見つめます。また、国立アイヌ民族博物館、アイヌ民族文化財団などが所蔵する19世紀から20世紀のアイヌコレクションを展覧します。

 なお、トピック展として、尾張徳川家第19代当主徳川義親の北海道八雲町との関わりについてもご紹介いたします。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[企画展][郷土展]★亘理伊達家のお雛様 展

(亘理伊達家のお雛様展)

★亘理伊達家のお雛様 展

 だて歴史文化ミュージアム、2024年1月27日(土)-3月31日(日)

(WEBサイト→)

date-museum.jp

 亘理伊達家が明治初期、北海道に移住したときに持ち込まれ、以後伊達市を見守ってきた雛人形を展示いたします。この雛人形は、寛永年間、享保年間など、各時代に渡って受け継がれてきたものであり、貞操院保子(亘理伊達家13代藩主伊達邦実の正室。伊達邦成は保子の娘婿に当たる。伊達藩宗家13代伊達慶邦は実兄)が移住に際し、多くの家財道具を処分するなか、この雛人形だけは北海道に持ち込み、桃の節句には旧伊達家本邸(現在の伊達家迎賓館)の和室に飾り、開拓民を鼓舞したという逸話も残っています。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、だて歴史文化ミュージアムさま(HP)よりお借りしました。

 

あしたはきょうよりもっといい日。