「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[講演会]★矢野直美、依田英将「北海道の鉄道 その魅力を伝える」

みんなの鉄道 がんばれ!地域の公共交通展)

矢野直美、依田英将「北海道の鉄道 その魅力を伝える」

 北海道博物館、2024年7月27日(土)13:30

(WEBサイト→)

www.hm.pref.hokkaido.lg.jp

 

 鉄道の歴史は、それをつくり、動かし、そして、日々の通勤や通学、出張や行商、規制や旅行で利用する人々の物語でもあります。

 北海道の地域社会を支えてきた、鉄道を始めとする公共交通の歩みをたどります。

みんなの鉄道 がんばれ!地域の公共交通展)

 北海道の鉄道をはじめとする地域交通-それが走る地域、風景とともに、それらを動かし、支える人々やゆかりの人々の姿を、「フォトライター」「アナウンサー」という仕事を通して伝えてきたお二人をお招きし、それぞれのお仕事からみえる北海道の鉄道とゆかりの人びと・風景の魅力を語っていただきます。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道博物館さま(HP)よりお借りしました。

 

 

 

[講演会]★(当館学芸員)「見どころ解説 美を競う 肉筆浮世絵の世界展」

(美を競う 肉筆浮世絵の世界 光ミュージアム収蔵展)

★(当館学芸員)「見どころ解説 美を競う 肉筆浮世絵の世界展」

 北海道立函館美術館、2024年7月27日(土)14:00

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

event.hokkaido-np.co.jp

 江戸時代に生まれ、現在でも日本のみならず世界中で愛されている「浮世絵」。よく知られているのは、多色摺り木版画で、数多く制作された色鮮やかな「錦絵」ですが、「肉筆浮世絵」は、錦絵とは異なり、浮世絵師が絹本や和紙に直接描いたものです。豪華な着物の文様や、結髪の毛筋一本一本にいたるまで精緻な筆致で描かれており、絵師の技量が発揮された、直筆ならではの貴重な一点ものばかりです。

 本展では、光ミュージアム岐阜県高山市)が所蔵する肉筆画コレクションのなかから111点を厳選し、葛飾北斎歌川広重、溪斎英泉、歌川国芳月岡芳年など、時代を代表する絵師に加え、京都や大坂のいわゆる「上方」などで活躍した多彩な絵師たちの作品を通して、江戸中期から後期、明治時代に至る肉筆浮世絵の歴史的展開をご紹介いたします。肉筆浮世絵ならではの聖地にして華麗な美しさを、この機会にぜひご堪能ください。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、さまアートアジェンダさま(HP)よりお借りしました。

 

[講演会]★(当館学芸員)「ギャラリーツアー 降矢なな原画展」

(降矢なな 原画展)

★(当館学芸員)「ギャラリーツアー 降矢なな原画展」

 北海道立文学館、2024年7月27日(金)11:00

(WEBサイト→)

www.h-bungaku.or.jp

 降矢なな(ふりや・なな)は、スロバキア共和国在住の絵本作家さんです。『やまんばのむすめ まゆのおはなし』シリーズ(富安陽子文、福音館書店)や、『おれたち、ともだち!』シリーズ(内田麟太郎作、偕成社)など、絵本作家としてデビューしてからおよそ40年、ほぼ毎年新作を発表し、多くの絵本や児童書の挿絵で活躍されています。

 ダイナミックな線と構図、明快な色彩・・作品ごとに画材や技法を使い分け、物語にふさわしい表現を駆使して子どもたちが絵本の世界で遊び、夢中になれる工夫を凝らしています。本展では、降矢ななが手掛けた15作品、およそ190点の原画を絵本・児童書と共に紹介します。魅力あふれる絵本の世界をお楽しみください。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立文学館さま(HP)よりお借りしました。

 

[特別展]★日本の洋画 百五十年の輝き 油絵を、味わい尽くそう展

(日本の洋画 百五十年の輝き展)

★日本の洋画 百五十年の輝き 油絵を、味わい尽くそう展

 北海道立旭川美術館、2024年7月6日(土)-9月1日(日)

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

 明治から現代にいたる洋画の潮流を、笠間日動美術館の優れたコレクションによりご紹介いたします。洋画の草分け的な存在である高橋由一、精神性をたたえた写実表現で知られる岸田劉生、社会や人間の内面世界を深く描いた鴨居玲など、洋画の歴史を彩る巨匠たちの作品をご堪能ください。

高橋由一『鮭図』、笠間日動美術館

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立旭川美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[特別展]★水木しげる 妖怪百鬼夜行展 お化けたちはこうして生まれた

水木しげる 妖怪百鬼夜行展)

水木しげる 妖怪百鬼夜行展 お化けたちはこうして生まれた

 札幌芸術の森美術館、2024年6月29日(土)-8月25日(日)

(WEBサイト→)

artpark.or.jp

event.hokkaido-np.co.jp

水木しげる『あかなめ』)

 代表作『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめ多くの妖怪作品を生み出し、現代の日本人に妖怪文化を定着させた漫画家・水木しげる(1922年-2015年)。生誕100周年を機に企画された本展は、これまで開催されてきた数ある水木しげる展の中でも初めて、妖怪画が造られる具体的手法に注目した展覧会です。

水木しげる『アマビエ』)

 本展では、烏山石燕(せきえん)『画図百鬼夜行』、柳田國男『妖怪談義』など水木しげるが所蔵し、参考にしていた妖怪関係資料を初公開するほか、百鬼夜行の名にふさわしく、水木しげるの妖怪が100点以上を一挙に公開いたします。

 本展を通して妖怪を身近に感じ、いまなお多くの人々を魅了し続ける水木しげるの世界観をご堪能ください。

水木しげる『がしゃどくろ』)

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、チケットぴあさま(HP)よりお借りしました。

 

[特別展]★国宝鳥獣戯画 京都高山寺 明恵上人と文化財の伝承展

(国宝鳥獣戯画 京都高山寺展)

★国宝鳥獣戯画 京都高山寺 明恵上人と文化財の伝承展

 北海道立近代美術館、2024年7月9日(火)-9月1日(日)

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

event.hokkaido-np.co.jp

(『鳥獣戯画』、国宝、高山寺

 京都の高山寺には、中興開祖・明恵上人(1173年-1232年)にまつわる文化財が数多く伝わっています。12,000点にも及ぶ典籍文書、仏画を中心とする多種多様な絵画、優れた物師たちが手掛けた彫刻、明恵上人が生きた時代の息吹を感じさせる工芸品や建築など、驚くべき質と量を誇ります。本展では、明恵上人の生涯とその教えをたどりつつ、最も親しまれている国宝「鳥獣戯画」をはじめとする高山寺文化財の数々を紹介するとともに、それらの伝承を担ってきた高山寺という稀有な寺院の実像に迫ります。

高山寺石水院廂の間。善財童子像が安置されている)

 紀伊国在田(現在の和歌山県有田郡)に生まれ、おさなくして仏道に進んだ明恵上人は、建永元年(1206年)に後鳥羽上皇から栂尾(とがのお)の地を賜り、高山寺を再興しました。ひたむきに修業に打ち込み率先して範を示した明恵上人は、多くの弟子に慕われ、皇族や武家の要人からも支持を集めたと言います。それと共に、膨大な数の経典や絵画、彫刻などの宝物が高山寺に集まったのです。

土門拳高山寺開山堂明恵上人坐像、全身』、1965年、土門拳記念館)

 また、明恵上人は日本で初めて茶園を開いた人物としても知られており、高山寺境内の茶園は「日本最古の茶園」とも呼ばれています。1994年(平成6年)には明恵時代の唯一の遺構でもある石水院をはじめとする高山寺の寺域全体が、世界文化遺産に登録されています。

(『国宝 明恵上人像(樹上座禅像)』、鎌倉時代13世紀、高山寺

 高山寺に息づく明恵上人の精神は、時代を問わず様々な人々を惹きつけてきました。明治期の住職・土宜法龍(どぎほうりゅう)との往復書簡により思索を深めた南方熊楠(みなかたくまくす)、明恵上人の「茶恩」に報いようと高山寺に茶室と茶道具を寄進した近代数奇者たち、明恵上人の和歌をたびたび揮毫した川端康成、10年近くの歳月をかけて明恵上人への思いをつづった白洲正子、独自の視線で高山寺の細部を活写した土門拳など。本展では、近現代の文化人たちが明恵上人や、高山寺に向けた思慕や憧憬の様子も紹介いたします。また、永年にわたって高山寺の典籍文書を網羅的に調査研究している高山寺典籍文書綜合調査団の歴史についても紹介いたします。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、美術展ナビさま(HP)よりお借りしました。

 

[特別展]★原田治 「かわいい」の発見展

原田治 「かわいい」の発見展)

原田治 「かわいい」の発見展

 札幌東1条劇場施設、2024年7月6日(土)-8月25日(日)

(WEBサイト→)

event.hokkaido-np.co.jp

www.stv.

 シンプルな描線、明るい色調で観る者を愉しませ、本の装丁や広告、文具など幅広い分野で1970年代後半から90年代にかけて活躍したイラストレータ原田治(1946年-2016年)さんの仕事を振り返る展覧会です。2019年から全国各地を巡回しており、札幌でも2020年4月に1度大丸札幌店で開催されましたが、当時は新型コロナウイルス拡大期に当たり会期は2週間ほど。今回は道内再上陸となります。

原田治『ポテト坊や』、カルビーポテトチップス)

 原田治さんは1946年(昭和21年)東京都生まれ。多摩美術大学を卒業後、雑誌『an・an』でイラストレーターとしてデビュー。文具の「OSAMU GOODS」シリーズで女子中高生を中心に爆発的な人気を博しました。特に、50-60年代アメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けたイラストレーションは多くの人々に「古きよきアメリカ」を印象付けました。

 会場では、これらの作品を含め、幼少期からデビュー当時にかけての資料などおよそ400点を展示します。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、原田治展公式HPさまよりお借りしました。

 

あしたはきょうよりもっといい日。