ＪＲ増毛駅を降りると、真正面に見えてくるのがこの建物。その位置からして、典型的な駅前旅館だったことでしょう。旅館としては、堂々とした木造３階建て。１９３１年（昭和６年）に裏手の山形屋旅館からの出火で類焼してしまった後、焼失した「とみた待合所」の跡地に、１９３３年（昭和８年）に新築されたようです。旅館を廃業して３０年ほども経つようですが、外観はほぼ当時のままに残されています。入母屋破風の玄関も風格がありますが、なんと言っても、２階と３階の正面部分に設けられた豪快な縁側と、ひさし付きのガラス雨戸が印象的です。廃業前に、一度宿泊してみたかったです。（２０１４年１０月、現状を確認）
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
↓いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも１クリック、よろしくお願いします。
