★チャー・カー(北部ヴェトナムのローカル料理)
「チャー・カー」は、魚のグリル料理の「傑作」とまで言われます。その調理法は、ドアン家に代々伝えられて来ました。70年を経て、「チャー・カー」はこの料理から名付けられた「チャー・カー」と称する通りが、ハノイに誕生したほど、ハノイの人々に親しまれています。
「チャー・カー」は、厳選された材料のみで作られます。メインである魚は、身が引き締まり、骨が少なく、甘味がある鮮度の高い白身の淡水魚でなければなりません。魚の切り身を葉で包み(画像では乗せていますね)、じっくりと焼きます。魚からは、香ばしい匂いが立ち上り、食欲をそそります。魚を焼く火を団扇で煽ぎ、火の勢いを強め、両側が均等に狐色に焼きあがるように、魚をこまめにひっくり返します。焼きあがった魚は、熱してある油が入った浅底の鉄鍋の中に移し、そのままテーブルへと運ばれます。