「観るだけ美術部」部長のブログ

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[旅行案内]★バッチャン焼(ヴェトナム・8)

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★バッチャン焼(バッチャン陶器村)
 「バッチャン焼」とは、ヴェトナムのハノイ市から約10km近郊の村、ザラム県のバッチャン村で生産される陶磁器の総称です。バッチャン村は、ゆっくり歩いても30分くらいで廻れる大きさで、通りには白磁に青色模様の茶碗が山積みされていて、出荷を待っている光景が続いています。
 「バッチャン焼」は、素朴な味わいが持ち味で、特に明朝時代(15世紀ごろ)の中国の陶器に影響を受けていると言われています。日本とのかかわりも古く、16世紀には日本向けの輸出もされていました。当時の日本の茶人のあいだでは、「安南焼」の名前で珍重されました。このころ、日本人が注文した「トンボ」をモチーフにした図柄は、その後のヴェトナムでも一般的になり、現在でも数多く作られています。
 
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 かつては、ハノイ市街地近郊には他にも陶器を作る産地があったのですが、現在でも数多くの工房が残るのは、ここバッチャンだけ。バッチャン村には、いまでも100軒の工房が残り、村の人口500人のうち9割が陶磁器作りに従事しているそうです。小さなものはコーヒーカップから一輪挿しまで幅広くあります。外国人観光客が増え、村の景観も変わりつつありますが、それでも品物の品質は高く、また値段も市価より安くあります。
 バス停前には、「バッチャン焼物市場」があり、工房ショップとはまた違った買い物が楽しめます。ここの品物が、おそらくいちばん安いと思われます。
 ハノイ市街からバッチャン村に向かう国道沿いは、紅河本流に沿う土手の上を通っており、のどかな田園風景が楽しめます。途中、日本のODAで作ったタインチ橋の下を通るので、見落とさないように。
 
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