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[建築物]★母恋橋(室蘭市)

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(1934年(昭和9年)に造られた母恋橋。もっと注目されてもいい古い橋です)
 
★母恋橋(室蘭市
 JR母恋駅のすぐ横に、きょう紹介する「母恋橋」があります。橋長は3mほどの短い橋なのですが、日鋼(日本製鋼所)の用水路と、母恋市街地とを結ぶ、重要な用水路に架かる橋なのです。橋の表札も「右→左」に「母戀橋」と書かれており、その古さがしのばれます。母恋橋は1934年(昭和9年)竣工の歴史的建築物。室蘭市における緊急修理が必要な橋梁の第一候補に押されて脚光を浴びました。欄干のアーチ型装飾に、瀟洒な雰囲気を感じます。
 
■北海道建設新聞社より
 室蘭市は、築80年以上が経過し老朽化が進む母恋橋を、早ければ2017年度単年度で架け換える。現橋と同規模となる橋長2・9m、幅員20mのボックスカルバート形式を想定し、半断面ずつ施工する考え。橋長は短いが、ガス管など重要なライフラインが複数通っているため、施工中の仮管設置などを含め、工事費に3億円を見込む。
 母恋東町大通線の母恋橋は、母恋北町1丁目で雨水排水路をまたぐ、コンクリート床版のボックスカルバート形式。1931年に整備された。
 橋長2・9m、幅員は路肩を含め車道部分13・1m、歩道部分はJR母恋駅側が地覆を含め3・95m、アルファマート母恋店側が同じく2・7mの計19・75mとなっている。1日当たりの交通量は7000―8000台程度と多いが、供用から82年が経過しひび割れ、剥離が進み、鉄筋が露出している箇所もある。22年度までの橋梁長寿命化修繕計画でも、唯一の架け換え対象に位置付けた。
 設計は、12年度に応用設計へ委託し、現在は庁内で詰めている段階。本年度末までに橋の形状、橋長、幅員などの詳細を固める。橋の下にはガスやNTT回線など重要なライフラインが複数通っていることから、架け換えに当たっては仮管を設置して橋梁本体とともに新たな管を整備し、完成後に仮管と既存管を撤去する必要がある。14年度以降、これらライフラインの各事業者と綿密な協議を進めるが、その動向によっては、工期が複数年度に延びたり、費用が増大する可能性もある。橋梁架け換えに併せて、JR母恋駅前の交差点改良や既存水路の護岸などの一部を補修することも検討している。母恋東町大通線は、蘭西と蘭東の両地区を結ぶ36号室蘭新道を補完する役割があるほか、通勤・通学などの利用も多く、通行止めにすると支障を来すことが予想される。そのため、架け換えは車線規制によって、半断面ずつの施工となる見通しだ。
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
 
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