「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[汽車旅]★旧岩見トンネル(室蘭本線旧線)

イメージ 1
(旧岩見トンネル、大岸駅側の開口部)
 
★旧岩見トンネル(室蘭本線旧線、礼文華付近)
 ここで紹介する区間は、かつて「長輪線」と呼ばれ、長万部東室蘭(現在の輪西駅)を結ぶ路線でした。長輪線は、急勾配・急曲線が連続する難所で、現在でも10本以上のトンネルが連続する「トンネル銀座」でもあります。1928年(昭和3年)に静狩-伊達紋別が開通したのですが、すぐに倶知安廻りの「山線」に取って代わることができたのではありません。その理由は、この区間が危険と隣り合わせの区間だったからです。
 室蘭本線のなかでも、最もこの区間は急勾配で知られています。10‰の勾配区間が、全体の8割を占めていました。そのため付け替え工事が始められ、1970年(昭和45年)に付け替えが完了しました。ここで取上げる「旧岩見トンネル」は、この付け替えにより、使われなくなったトンネル跡です。
 この付近は、奇岩が海面に突出する断崖絶壁の区間で、工事中だけでなく、列車の運行時にも、多くの人命を失っているそうです。画像は、大岸駅側の坑口部分。坑門部分が延長され、側面に明り取りの円形アーチ型の開口部が並んでいるのが見えます。反対の礼文華側は、いまでも旧線の落石よけが残っています。
 
※なお、ここに掲載した画像は、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
 
↓いつも、こちらを1クリックしていただき、ありがとうございます。
¤ˤۤó\֥�¼ Èþ½ѥ֥� ³¡¯²è¤Ø(ʸ»ú¤򥯥ê\å¯)
あしたはきょうよりもっといい日。