（画像の右側、慰霊碑の右側は開通当初の線路跡。左側が現在の線路です）
豊浦駅から長万部駅の区間は、大岸・礼文華・静狩という函館本線屈指の険路を抱えていました。山越えするにも峠は険しく、かと言って海岸線は険悪な地形を見せており、なおかつ岩盤がもろいという場所でもありました。この区間が全線開通したのは、１９２８年（昭和３年）になってからでした。しかしそれでもなお、岩盤の崩落による事故は多くありました。
ここで紹介する礼文浜トンネルもそのひとつで、いまでこそ快適な路線のように感じますが、当初は函館本線随一の難所だったところです。多くの亡くなられた皆さんを供養する慰霊碑が、トンネルの傍らに建っています。いまのＪＲ北海道の社員の皆さんにも、もう一度過去を振り返ってほしいと切に思います。（２０１３年４月、現状を確認）
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
↓いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも１クリック、よろしくお願いします。
