「観るだけ美術部」部長のブログ

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[在来線]★小幌駅(室蘭本線)

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 こちらの小幌駅は、いわゆる「秘境駅」のひとつとして、鉄道ファンのなかではかなり有名な駅です。牛山隆信さんの『秘境駅へ行こう!』では、ランキングにおいて秘境駅度1位とされています。
 小幌駅は、「礼文華トンネル」と「新辺加牛トンネル」というふたつの長いトンネル間に挟まれた、谷筋のわずかな隙間の部分に位置しています。国道から近づく道路がないとされるため、基本的には鉄道を利用して降り立つしかないとされています(そのあたりが、日本一の秘境駅とされる所以だとされています)。1943年(昭和18年)に列車がすれ違うための信号場として設置され、1987年(昭和62年)に駅に昇格されました。しかし、一般的な秘境駅とは異なり、道内の主要幹線である室蘭本線上にあるため、通過する列車の数はかなり多いのが特徴。特に貨物列車は早朝深夜を含め、頻繁に通過します。旅客列車は2015年(平成27年)現在、普通列車が1日8本停車します。その小幌駅が、利用者の少なさを理由に、2015年(平成27年)10月を目途に廃止されることになりました。豊浦町は存続を要望していますが、維持費が嵩むことから、廃止はやむなしと思います。

 前振りが長くなってしまいました。そういうこともあって、2015年8月、観るだけ美術部長は小幌駅に行ってみることにしました。東室蘭駅7時18分の普通列車に乗って、小幌駅までおよそ1時間20分。8時33分に到着します。降りてみると、想像通りというか、ほんとうに何もないところです。廃止が決まってから鉄道ファンが多く訪れるようになりましたが、それでなければ、ここに駅があること自体が不思議な感じです。駅そばの踏み跡をたどると、海岸に降りられるのですが、時間がないので、今回は断念。帰りの列車は9時16分にやって来て、それに乗って東室蘭駅に戻りました。わずか43分の滞在でした。何もないところだったけど、日本のどこかに、こういう何もないところがあってもいいのかな、とも思いました。(2015年8月、現状を確認)

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