この日は、早朝にカシュガル賓館を出発し、カシュガル空港からウルムチ国際空港までフライト、そこから北京を経由して、日本に帰国するというハードな１日です。カシュガル空港からウルムチ国際空港までは、およそ２時間のフライトです。
天山山脈は、タクラマカン砂漠の北縁をたどり、キルギス・カザフスタンにかけて連なる全長およそ４，０００ｋｍ、南北４００ｋｍにおよぶ大山脈です。さすがのタクラマカン砂漠も、この山脈を越えることはできませんでした。天山山脈を挟んで、シルクロードは天山北路と西域北道（天山南路）に分かれて西進していきます。
ウルムチ国際空港でのトランジットは３時間。思いのほか短くてありがたかったです。そこからまた飛行機に乗って、北京に向かい、またそこで乗り換えて、日本に到着したのでした。
これで、「観るだけ美術部」部長の「シルクロードキャラバン（妄想編）」の第２部は終わりとなります。今回の旅は、タクラマカン砂漠を縦断するというルートもあり、シルクロードらしいシルクロードの旅、砂、砂、砂・・の旅となりました。次回は、今回の第２弾のエピローグをＵＰします。今回までの旅で、ルート全体の３分の１くらいまで到達したことになります。
そして第３弾は、今回最終地点だったカシュガル市から出発して、キルギス、カザフスタン、ウズベキスタンと、３度の国境越えを経て、サマルカンドを目指す予定ですが、もしかしたらカシュガル市からパキスタンに抜けるルートに変更するかもしれません。お楽しみに。
