7日目は、午前ビシュケク市内観光。オシュバザールやアラトー広場を散策します。午後からは、アラ・アルチャ自然公園を軽ハイキング。手軽に天山山脈の魅力に触れます。この日は移動は少ないのですが、その分午後に軽ハイキングを予定しているので、体調万全で臨みます。
ビシュケクは、かつて「フルンゼ」と呼ばれていましたが、これはロシア革命の指導者の名前。1991年の独立後は、ビシュケクという名前になっています。
まずはオシュバザールに繰り出しました。オシュバザールは、キルギスで最も活気のあるバザールです。物価も比較的安く、キルギスの日常生活を感じたい旅行者には最適なバザールです。肉、野菜、ドライフルーツのほか、衣類や雑貨も売っています。
アラトー広場は、キルギスの首都でもあるビシュケクの中央広場です。1984年にキルギス・ソビエト社会主義共和国の建国60周年を記念して造られました。広場を囲むようにして、国立歴史博物館、キルギス国立大学が建っています。アラトー広場の「アラ」は「白い」、「トー」は「山」の意味で、この広場から天山山脈も見えます。ちなみにアラトー広場の標高は700mほどです。現在、ここには伝説の王、マナス王の銅像が建っていますが、かつてはここにレーニン像が建っていました。
ビシュケクからアラ・アルチャ自然公園までは、クルマで1時間ほどの距離。6月から7月頃には、高山植物が一斉に咲き始めるので、この時期がおススメ。その数は800種類以上だそうです。
駐車場にクルマを停め、ここで簡単に食事をしてからトレッキング開始。歩き出してすぐに、写真のような雰囲気のある鉄製の橋を渡ります。渡ると、すぐに大きな谷を見下ろす地点に出ますが、ここがもうすでに絶景でした。
4月から5月にかけては、ワイルドチューリップ(野生のチューリップですね)が咲くそうです。川を遡りながら歩くと、一面の白いお花畑に出ます。まるで蕎麦の花のような、真っ白い可憐なお花畑です。
小高い丘まで登ると、そこはもう別世界。このあたりは標高が2,000mほどになっています。とても気持ちがよいところですが、歩きすぎると後々の行程に響きますので、ここはじっと我慢をして下山開始です。
とても気持ちのよい軽ハイキングでした。もっと居たかったのですが、行程を考えると、このあたりが限界かも知れません。時期も、7月頃に出かけると、もっとたくさんの高山植物に会えるのかなと思いました。天山山脈の残雪と、それを囲むお花畑はとても印象深かったです。