「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[講演会]★(当館学芸員)「ギャラリーツアー 画家たちの座標 アトリエは語る展」

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(画家たちの座標 アトリエは語る展)

★(当館学芸員)「ギャラリーツアー 画家たちの座標 アトリエは語る展」

 神田日勝記念美術館、2021年9月4日(土)14:00

(WEBサイト→)

kandanissho.com

 鹿追ゆかりの洋画家・神田日勝(1937年-1970年)の中期作品群「画室」シリーズに注目した展覧会です。本展では、『画室A』(1966年)から『画室E』(1967年)までの5点からなる「画室シリーズ」と、その流れをくむ『室内風景』(1968年)を加えた全6店に焦点を当て、作品の変遷をたどりながら「画室シリーズ」の位置づけを行います。また、「画室シリーズ」に加え、日勝と同じく、画室・アトリエ・絵画制作現場を描いた北海道ゆかりの画家たちの作品を合わせて展示することで、画家にとって「アトリエを描く」とは何かを探っていくと共に、他作品との比較を通じて、日勝の「画室」の独自性を浮かび上がらせます。画家にとってアトリエとは、「憧れの空間」であり、「仕事場」であり、あるいは「避難する場所」でもあったでしょう。絵画を描くための室内を描いた絵画は、さながら、画家のその時々の「現在地」を示した「座標」。アトリエの「語り」に心の耳を傾けて、画家たちの物語に思いを馳せます。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、神田日勝記念美術館さま(HP)よりお借りしました。

あしたはきょうよりもっといい日。