昨日は、新疆随一の芸術の町、メルケトに宿泊しました。きょうは、いよいよカシュガル市に向かいます。カシュガル市は、中国の西端にある大きな町です。ここは、「観るだけ美術部」部長も、実際に1度行ったことがありますよ。イスラムの香りのするエキゾチックな町です。「民族の十字路」とも呼ばれ、「カシュガルに行かなければ新疆に来たとは言えない」と新疆の人たちが自慢げに言うほど、いにしえよりシルクロードの最重要都市として繁栄してきた街です。周辺国家への玄関口でもあり、民族、文化の交差点として様ざまな民族の営みが感じられます。町で見かける人々も伝統的な防止やスカーフを身に着けていたりして、エスニックの雰囲気が濃く感じられます。現在ではイスラム教徒のウイグル族が多く住んでいますが、中国政府の政策により漢民族も多くなってきました。メルケトからカシュガル市までは、4時間の行程です。
ちょうどお昼時に、カシュガル市に到着しました。家畜市に向かいましたが、まずはここで腹ごしらえです。おじさんの食べているシシカバブが、とても美味しそうでした!
家畜市は、カシュガル市の中心地から少し離れた広場で開催されています。隣には日曜バザールもあるので、のちほど寄ってみましょう。家畜市では、羊やヤギ、馬、ロバ、豚、ラクダなど、いろんな家畜が売買されています。トラックらバイクで、次々と家畜が運ばれてきて、とても活気のある市場です。
次に、日曜市に行ってみました。旧市街(老街)にほど近いところにあります。こちらも活気がありました。新疆最大のバザールであり、かつ、中央アジア最大のバザールなんだとか。「カシュガルの人口は、日曜日に5万人増える」という格言があるそうですが、それほどでないにしても、一度迷ったら出て来られなさそうな感じはします。民族衣装から布地、スカーフ、帽子、ウイグルナイフ、干し葡萄、絨毯、西瓜、ハミ瓜などが並んでいます。
カシュガル市は、これまでの町とは違って、ここは中国の国境の町なんだな、イスラムの世界に入ったんだな、という印象を強く受けました。これからの旅を考えると、ワクワクが止まりません!!