当初の予定では、この日はウルムチ市から北京に向かい、乗り換えを利用して、北京での宿泊ということになっていたのですが、フライトの関係で、ウルムチ市での宿泊となりました。未明にホテルを出て空港に向かい、きょうは北京経由で帰国となります。ウルムチ市は、世界で最も海から遠い町、とまで言われていますから、日本までの道のりも遠いものになりそうです。
じつは、この「観るだけ美術部」部長のシルクロードキャラバンは、100%「妄想」ですので、記事には出てきませんが、実際のところ、このウルムチ国際空港は、中国で最も監視が厳しい空港として有名です。理由は簡単。中国政府が「弾圧」を強めていると報道されている新疆ウイグル自治区で最も重要な町だからです。空港までの高速道路でも、クルマが通るたびに写真を撮られますし、空港、ホテルはもちろん警備員(兵士?)が立っています。玄奘三蔵も、シルクロードを踏破したときには、味方はもちろんいましたが、敵対勢力もいたし、盗賊などもいて、危険な旅だったことでしょう。旅は、いつの時代も、無事で帰国することが何よりも大事です。
それでも部長は、未明にウルムチ市を無事に離れたあと、北京に到着、乗り換えをして、日本に向けてフライトでき、無事に帰国することができました。「観るだけ美術部」部長のシルクロードキャラバン(妄想編)は、ここでひとまず第1部は終了となります(全7部構成の予定)。ここまでありがとうございました。第2部も、お楽しみに(近々、第1部のエピローグ編も書く予定ですので、そちらもお楽しみに)。