この日はウルムチ市から北京に向かう予定でしたが、フライトの関係で急遽、この日もウルムチ市に滞在することになり、翌日早朝にフライト、北京経由で帰国することになりました。
シルクロードは、ラクダにポプラ並木というイメージですが、ウルムチは新疆ウイグル自治区の中心でもあり、大都会です。昨日はホテルに入るのも遅い時刻で、周りの様子も見えませんでしたが、ホテルの周辺を観るだけでも、日本とそん色ないイメージでした。
この日は午前中に、ウルムチ郊外の「天池」に向かいます。この「観るだけ美術部」部長のシルクロードキャラバンは、妄想いっぱいの旅行ですが、ここ「天池」は、部長は実際に行ったことがあります。カシュガルからパキスタンに抜ける旅行の途中で、フライトの乗り継ぎを利用して、ウルムチから天池を訪問しました。
ウルムチのホテルから２時間ほどをかけて、ようやく「天池」に到着しました。天池は、午前中のほうがおススメです。太陽光の差す向きの関係で、湖面が綺麗に見えるからです。
部長が訪問したときも、画像に映っているボート乗り場から、湖畔の風景を観ながら観光船に乗ってきましたが、天気もよくなかったので、ちょっと肌寒い感じでした。天気がよければ、もっと綺麗なんだろうなあと思いながら観光しました。天池は、中国のスイスと言われているらしいですが、そんな感じではありません。万年雪をいただくボゴタ峰と、エメラルドグリーンに輝く湖面は、いかにも中国らしい観光地、と思いました。
市内のレストランで、ウイグル料理のピラフを味わった後、ウルムチ市街を見下ろせる「紅山公園」に行きました。ここはウルムチ市の中心地にあり、標高９３５ｍの紅山を中心とした公園で、市民の憩いの場としていつも賑わっています。山頂からは、ウルムチ市街を一望することができます。
紅山公園のあと、ウルムチの新しい観光名所でもある「二道橋国際バザール」に行きました。ここは、イスラム様式が目立つ街区にあり、エキゾチックな雰囲気。国際バザールでは、シルクロードの特産品やドライフルーツ、イスラムナイフなどの民芸品が並んでいます。
異国情緒を堪能したあとは、ホテルに戻りました。お世話になったホテルは「ジンジャンINN ウルムチ」さん。建物はレトロな雰囲気で、ぼくは好きでした。あしたは未明のチェックアウトなので、早めに休みました。
あしたは最終日です。
