「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[文学展]「藤倉英幸と旅のイメージ」展

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★「藤倉英幸と旅のイメージ」展 (画像は藤倉英幸『遠い海』北海道立文学館HPより)
 北海道立文学館、2010年1月30日(土)-2010年3月22日(月)

 北の大地の広大な風景、いろどり豊かな田畑や山林、季節を装う町並みや漁村…。鉄道車内誌『THE JR Hokkaido』の表紙でおなじみの藤倉英幸さんの描く世界は、四季折々の北海道の情景を詩情豊かに伝えています。貼り絵の手法を用いた、その親しみある表現によって、作者は北海道の豊穣なイメージや旅の魅力を静かに語り続けてきたのです。
 本展では、これまで掲載された表紙絵のなかから代表作を選び、原画ならではの味わい深い絵画世界と印刷美術の精華をご紹介します。また、渡邊俊博さんのイラストや、小檜山博さんのエッセイなど、同誌を飾る人気の連載企画や、特集記事にもスポットをあて、広報メディアをとおして伝達される「旅」へのメッセージのありようを探ります。旅へ誘う一枚のきっぷを、あなたにも。

★「藤倉英幸」さん
 1948年岩内町生まれ。1974年に独立後、ポスター、カレンダー、パッケージなどのデザインを幅広く手がけ、「ポスターデザインコンペ北海道91」最優秀賞作品のイラストを担当して、注目を集めました。1980年代後半から、貼り絵によって風景画を制作。その作品は、鉄道車内誌『THE JR Hokkaido』の表紙を飾り、連載は現在まで200回に及んでいます。著書に『北を旅する人へ』(1993年)『はり絵で描く風景たち』(2004年)などがあります。

★「観るだけ美術部員」のつぶやき
 まだ社会人になりたてのころ、毎週のように、釧路と札幌を往復していました。釧路までは、片道5時間近くもかかります。手持ち無沙汰な長い時間・・そんなときに手にしたのは、いつもこの車内誌『THE JR Hokkaido』でした。そこに表現された風景は、まだ行ったことのない場所への憧れを抱かせるに十分でした。懐かしいです。

★北海道立文学館「藤倉英幸と旅のイメージ」展HP
http://www.h-bungaku.or.jp/exhibition3/2009/hujikura.html
あしたはきょうよりもっといい日。