［写真展］★照井かおり　三弦橋・湖底に沈む橋の記憶展

★照井かおり　三弦橋・湖底に沈む橋の記憶展

　ＪＲ清水沢駅、２０１２年３月１７日（土）－５月２８日（月）

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　シューパロ湖に架かる三弦橋は、正式名称を「大夕張森林鉄道夕張岳第一号橋梁」と言います。大夕張ダムによりせき止められたシューパロ湖上に、水没補償工事として建設された森林鉄道用単線橋梁です。夕張山系の山々から伐採された木材を搬出するために建設されましたが、伐木輸送が森林鉄道からトラック輸送に切り替えられたことにより、１９６３（昭和３８）年に、わずか５年で廃止となりました。
　「三弦ワーレントラス構造」という、正面から見ると三角形の断面をしているのが特徴。この様式は、鉄道橋や車道橋ではほとんど例を見ない独特なもので、産業遺産として非常に価値の高い橋梁です。

　こちらの三弦橋は、シューパロ・ダムの完成のあと、湖底に沈む計画となっています。産業遺産として貴重なこの遺構を見られるのも、今年が最後かもしれません。

（湖面に映える三弦橋が美しい！）

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、写真展のチラシ画像は、「三菱大夕張鉄道保存会」さま（ＨＰ）より、また２枚目の三弦橋全景の画像は、「そらち観光遺産と観光」さま（ＨＰ）より、お借りしました。３枚目の画像は、ブログ運営者がみずから清水沢駅に赴き、写真展を観せていただいたときのもので、ブログ運営者がみずから撮影したものです。