「観るだけ美術部」部長のブログ

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[汽車旅]★登別温泉軌道の廃線跡をゆく

登別温泉軌道の廃線跡をゆく
 登別温泉の交通は登別温泉の老舗旅館「第一滝本館」の創業者である滝本金蔵が、駅と温泉の間を結ぶ馬車道を1891年(明治24年)に私費で開削・整備したのが始まりです。
 滝本金蔵の死後、室蘭市に本拠を構える商社「栗林商会」の創業者・栗林五朔(ごさく)によって、登別駅と登別温泉を結ぶ軌道が計画されました。当初は、旧道に敷設しようとしたのですが、勾配が続き、馬の休息が取れないため、紅葉谷経由に変更。1918年(大正7年)より蒸気機関車が運転されました。1925年(大正14年)に1,067mmへ改軌され、電化されています。1933年(昭和8年)に廃線となりました。総延長は8.6km。
 
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 登別温泉軌道は、始発駅が現在のJR登別駅に隣接していました。現在のJR登別駅も、1935年(昭和10年)建築の名駅舎です。かつての旧登別温泉軌道の駅舎跡は、現在も広い空き地になっています。ここから登別温泉に向かいます。
 
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 道央自動車道の下をくぐり、線路跡はどんどん山に向かって進みます。不自然に空き地になっているところが、旧線路跡です。このあと、線路跡は「わかさいも」登別店の横を通り、道道に合流します。ほどなくすると唯一の中継駅「神居若駅」跡で、現在はコンビニエンスストアが建っています。
 
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 やがて「紅葉谷」と呼ばれる深い峡谷に沿って、線路跡は登別温泉を目指します。このあたりは現在でも道路幅が狭く、観光バスが行きかいにくい場所。
 
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 それを過ぎると、やっと登別温泉に到ります登別温泉は以後も順調に発展し、現在では全国屈指の温泉街です。現在では道内・国内からの観光客に加え、台湾や韓国、中国など、アジア各国からの旅行者も増えています。この寒い時期、温泉というのは、とってもいいですね♪
 
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※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、すべてブログ運営者がみずから撮影したものです。
※第1回取材(2011年12月)、第2回取材(2012年1月)に基づいた記事です。画像は1-2枚目は第1回取材時、3-5枚目は第2回取材時のものです。
 
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