「観るだけ美術部」部長のブログ

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[鉄道遺産]★旧初山別駅跡地・旧金駒内陸橋 (鉄道遺産90)

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(現在の旧初山別駅跡地。駅跡を示すものは、何も残っていません)
 
★旧初山別駅跡地・旧金駒内陸橋 (旧JR羽幌線)
 旧初山別駅(しょさんべつえき)は、1957年(昭和32年)に開設されました。島式ホーム1面2線を有する列車行き違い可能駅でした。1987年(昭和62年)羽幌線の廃線により廃止。同年、駅舎および構内は撤去されています。現在はバスターミナルが設置され、沿岸バスが乗り入れています。奥さんの里帰りを兼ねてここを訪れましたが、駅舎があった痕跡はまったく残っていませんでした。
 
 初山別駅から500m程北上した金駒内地区の海岸線に、豊岬へ向かって約700mの長さに渡って崖横に設けられた、連続する3本の初山別陸橋、通称「金駒内陸橋」がありました。国道のすぐ脇の急斜面を、コンクリートの連続陸橋が通過していました。その神殿状に支柱の連続する形状と、眼下に日本海を見下ろして空中を走るような景観で、羽幌線を代表する風景のひとつとして知られていたそうです。ここはかつて撮影の名所でもありました。廃止されてからも長年取り壊されることなく、かつて鉄道が走っていたことを強烈に知らしめていたらしいのですが、残念ながら数年前に撤去されてしまっています。陸橋の橋台跡と思われる部分に、白いコンクリートが残されていました。
 
イメージ 2
(これが現存する旧金駒内陸橋の一部。
崖に掛けられた部分は撤去されましたが、
それに繋がっていた部分はこうして奇跡的に残されていました)
 
 撤去の情報は事前に知っていたのであきらめていたのですが、少し進むと、驚くべきことにこの陸橋に続く橋梁がまだ撤去されないで残っていました。海岸沿いに掛かっていた大きな橋梁は、ことごとく取り壊されてしまっていたので、まさかまだ残っているとは思っていなかっただけに、これを発見したときには驚きました。国道のすぐ脇にあり、非常に目に付きます。これを見れば、何も知らない人でも、かつてここに鉄道が通っていたことが分かるのではないでしょうか。出来ることなら、このまま羽幌線のシンボルとして保存していってもらいたいところではであるのですが、劣化が激しそうだったので、予断を許さない状況であることには間違いありません。興味のあるひとは、いまのうちに是非見ておいてもらいたいと思います。
 
※なお、このページに掲載した画像は、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
 
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