★旧羽幌駅 跡地・記念碑（旧ＪＲ羽幌線）
かつて、留萌沿岸を走っていた旧羽幌線は、その風景の美しさと長大さから特に有名でした。そのなかで、旧羽幌駅は、旧羽幌線の主要な駅のひとつでもありました。単式ホーム１面と島式ホーム１面を有する有人駅でした。上下本線の他、貨物側線を多数有していました。１９８７年（昭和６２年）羽幌線の廃線により、廃止となっています。
２０１１年８月、奥さんの里帰りの途中に、旧羽幌駅跡地を訪ねてみました。駅舎は残っておらず、沿岸バスのターミナルとなっていました。意味なく広い駅前広場がむなしく思えました。数年前まで腕木式信号機が残っていたそうですが、それも撤去されています。上掲の画像は、駅舎跡地にあるモニュメント「ようこそはぼろへ」です。
かつて貨物側線があったであろう跡地を挟んで、瀟洒な建物がありました。旧羽幌駅には、かつて「羽幌森林鉄道」という路線が接続していたため、旧羽幌駅は木材集積地としての機能を持っていました。この瀟洒な建物は、「江野木材工業（株）」の建物で、右側が事務所棟、左奥に繋がっているのが住宅部分のようです。
かつてここに駅舎があったことを示しているのは、この石碑だけです。旧羽幌駅の遺構は完全に撤去されているのが寂しいです。せめて、車両の一部を利用した記念碑などが存在し、往時を偲ぶことができるものがあるといいのですが・・。
※なお、このページに掲載した画像は、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
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