観るだけ美術部長は、2023年3月26日-29日にかけて、青森県弘前市、黒石市に出かけてきました。今回は、その時に見学した弘前城についてご紹介します。この記事では、二の丸辰巳櫓を取り上げます。
城郭にとりつく敵軍を攻撃したり、物見をしたりするため、櫓は欠かせない建物でした。こちらの辰巳櫓は、1610年(慶長15年)の建築で、防弾・防火のために、土蔵造りとなっています。濠側に鉄砲狭間が見られます。1・2層は4間四方の同面積で、3層目だけをやや小さくしています。屋根は入母屋造り、銅板葺きとなっています。
この辰巳櫓で、歴代の津軽藩主は三の丸を通る弘前八幡宮の山車行列をご覧になったというエピソードが残っています。櫓の名前は、天守から見た方角を12支で示したもので、「辰巳」は南東に当たります。サクラが満開の時期は、中濠を挟んで見事な風景が広がります。また、サクラが散る時期になると、桜吹雪がそれはそれは見事です。
今週のお題:何してあそぶ?