「観るだけ美術部」部長のブログ

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[建築物]★弘前城 二の丸南門(弘前市、現存、重要文化財)

弘前城 二の丸南門(弘前市、現存、重要文化財

 観るだけ美術部長は2023年3月26日(日)-29日(水)にかけて、青森県弘前市黒石市に旅行に出かけました。弘前城も観てきたので、その報告をしていきます。前回までは天守、三の丸追手門、辰巳櫓を紹介したので、この記事では二の丸南門を紹介します。

弘前城の二の丸南門。重要文化財

 二の丸に2つある城門のうち、三の丸から杉の大橋を渡ってすぐのところにあるのが、この南門です。追手門口、あるいは市民会館口から入園して本丸に向かう場合、ここを通ることになります。桜まつりの時期には、この門をくぐって二の丸から本丸に向かって歩くと、満開の桜の海の中に真っ白な天守と真っ赤な下乗橋が徐々に浮かび上がってきます(現在、天守は修復工事中です)。

 こちらの二の丸南門の建築年代は、築城当時(1611年(慶長16年)、2代藩主 津軽信枚)にまで遡るとされています。二の丸東門と同様に、1階正面の柱にケヤキ板を、化粧のための鏡板として張り付けるなど、内廻りの城門としての華やかな装飾がなされています。建築当初は木瓦葺きでしたが、文化年間に銅瓦を葺いた記録が残っているそうです。二の丸南内門の左側には二の丸未申櫓(ひつじさるやぐら)、右に二の丸辰巳櫓、そして時太鼓櫓跡があります。

 

あしたはきょうよりもっといい日。