「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[特別展]★佐藤千穂 La Lue-ひかり-展

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(佐藤千穂 La Lue-ひかり-展)

★佐藤千穂 La Lue-ひかり-展

 洞爺湖芸術館、2021年7月10日(土)ー9月30日(木) 終了

(WEBサイト→)

www.geijutukan.net

 佐藤千穂さんは、1966年北海道小樽市に生まれ、20代に渡ったスペインでの創作活動を経て、帰国後は札幌を拠点として活動を展開しました。おもに心象画を得意とし、柔らかな色彩によって描かれた作品は、多くの人々を魅了し続けています。洞爺湖芸術館ではこれまでに2回の特別展を開催し、多くの町民が心象画の世界を堪能しました。2019年度に3回目の特別展を打診していましたが、2019年1月に闘病の末帰らぬ人となりました。

 展覧会では、洞爺湖芸術館でのこれまでの功績に敬意を表し、初期から晩年までの作品に加えて、未発表の作品を紹介し、彼女のこれまでの画業を振り返ります。

 2021年の夏、「観るだけ美術部」部長が鑑賞させていただいた美術展の中で、最も心を揺さぶられた展覧会です。2階の展示室に入ったとき、思わず息をのみました。大きな窓から見えた青く晴れた空に、穏やかな湖面をたたえた洞爺湖、そこから吹く爽やかな風、それに呼吸を合わせるかのように佐藤千穂さんの作品が飾られていました。作品のひとつひとつが、とても愛おしくて、ずいぶん長い時間作品と向き合いました。展示室に置かれたノートには、佐藤千穂さんの同級生の文字。この夏にもう一度訪れようと誓って展示室を後にしたのですが、その後の緊急事態宣言により、今夏の展示は終了となってしまいました。展覧会はすでに終了となっていますが、またいつか、佐藤千穂さんの作品に会いたいな、そんな思いを残しておきたく、この記事をUPしています。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、洞爺湖芸術館さま(HP)よりお借りしました。

あしたはきょうよりもっといい日。