★砂澤ビッキ 呼吸する文様展
洞爺湖芸術館、2020年9月5日(土)-10月11日(日)
(WEBサイト→)
砂澤ビッキ(1931年-1989年)は、アイヌ民族であり木彫刻家でもありまし
た。本展では鳥やカニ、魚などをモチーフに、独特のアイヌ文様を刻み込んだ精巧な木彫作品が集められています。砂澤ビッキが1970-80年代にコレクター向けに制作し、現在は個人蔵の作品で、木彫17点と設計図代わりのデッサンが7枚。木彫は長さ160cmの「樹蜻鈴(じゅかげろう)」など一部を除けば、大半が「樹鰈皿(じゅかれいさら)」などの小品ですが、細部まで文様が彫りこまれ、関節部分が動くなど、精緻な細工が施され、圧倒的な存在感を与えられます。