長い長い根室本線の終着駅です。根室市光和町２丁目にある、根室本線（花咲線）の駅(終着駅)。かつては、間違いなく「日本最東端の駅」だったのですが、１９２９年（昭和４年）－１９５９年（昭和３４年）には根室拓殖鉄道の歯舞駅に、１９６１年（昭和３６年）以後は新設された東根室駅に「最東端」の座を譲っています。なお、有人駅としては、当駅が現在も、間違いなく「日本最東端の駅」に該当しています。
単式ホーム１面１線を持つ地上駅です。ホームの北側に接して、平屋の駅舎があります。構内の南側には、側線が引かれています。ＪＲのコンテナが集積されています。ただ、鉄道による輸送は、１９８４年（昭和５９年）に廃止されています。根室駅は１９５９年（昭和３４年）の建築で、じつに５１年もの風雪に耐えてきた駅舎ですから、「鉄道遺産」として考えてもいいかな、と思い、リストアップしました。
駅前にカニ屋が並ぶ風景は、数十年前とそんなに変わっていないらしいのですが、駅の隣りに立派なインフォメーションセンターが建てられました。稚内駅もそうなのですが、鉄道旅行者以外にも、ライダーやチャリダーも多く訪れています。旅人の聖地とも言えそうですが、例えば、電話ボックスに備え付けの『タウンページ』で、旅人に役立ちそうなページがことごとく破られているなど、マナーの悪さは相変わらずです。せめて、書き写すくらいの常識は持ちましょうよ。
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