「観るだけ美術部」部長のブログ

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[美術展]歌川国貞と浮世絵美人画展

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             歌川国貞「当世美人七小町(関寺小町)」北海道立近代美術館所蔵

★歌川国貞と浮世絵美人画
 北海道立近代美術館、2009年10月28日(水)-2010年2月11日(祝)

 本展では、当館が所蔵する高橋博信コレクションの中から、歌川国貞の連作を中心に、浮世絵美人画の世界をご紹介します。
 歌川国貞は、幕末期に隆盛を誇った歌川派の中心人物で、その79年の生涯で、1万点を超えるとされる作品を世に送り出しました。その作品のうち多数を占めるのが、さまざまなテーマによる連作錦絵です。「七小町」(小野小町の故事)「八景」(中国から伝来した風景画の画題)といった古典的なテーマから、庶民に知られた美人たちを扱ったもの、時候の風俗を扱ったもの、また、「東海道五十三次之内」に見られるような風景と美人を取り合わせたものなど、およそ考えられるあらゆるテーマが設定されて、連作となりました。それらの作品を見ると、版元(出版社)と絵師(国貞)が、テーマ設定をあれこれ思案している姿が想い浮かぶようです。

★「観るだけ美術部員」のつぶやき
 北海道立近代美術館の「高橋博信コレクション」は、とても充実した浮世絵コレクションです。そうしたものが、北海道にあるというのも意外な感じがしますが、気軽に「江戸の粋」を感じることができるのは、ありがたいですね。

★北海道立近代美術館HP
http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/exhi/collection/collection_new.html#douji2
(期間限定HP)
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