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[建築物]★大坂城 金明水井戸屋形(大阪市)

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大阪城 金明水井戸屋形。見逃されることが多いそうです)

大坂城 金明水井戸屋形(大阪市
 大阪城天守閣に入場し、階段を上っていく途中、小天守台に、小さな井戸があります。これが「金明水井戸屋形」です。「屋形」とは、「小さな小屋」「屋根だけの家」というような意味です。かつては、豊臣秀吉が水の毒気を抜くために黄金を沈めたという伝説もありましたが、学術調査により、この井戸は徳川幕府大坂城再築にともない、寛永元年(1624年)に創建された当時のものと、ほぼ断定されています。寛文5年(1665年)に天守閣は焼失してしまいますが、この「金明水井戸屋形」は焼け残りました。戊辰戦争を描いた絵図にも、こちらの井戸が描かれているそうです。
 この井戸から水面までは、およそ33m。井筒は一戸の石をくり抜いて造られています。深い井戸ではありますが、学芸員の北川さんによると、現在でもこの井戸には湧水が湧いており、とても綺麗な水なのだそうです。屋形(屋根)を観ると、徳川幕府の「葵の御紋」が彫られているのが、よくわかります。重要文化財

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、大坂城観光ガイドさま(HP)よりお借りしました。

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