★旧三菱鉱業事務所 （現在の北星電機）
「炭・鉄・港 プロジェクト」の紹介がまったく進んでいないので、週末にまとめて更新しています（汗）。これは２０１２年１０月、室蘭市で行われたその年最後の「ぷらぷら街歩き」で訪れた、旧三菱鉱業事務所。室蘭は石炭の積み出しで繁栄した古い町なので、こうした歴史的な建物が市内各所に現存しています。こちらの建物は、空知産炭地から運ばれた石炭の輸送作業を円滑にするため、三菱鉱業が建てたもの。１９１８年（大正７年）の建築で、下見板張り、緑色の外壁が可愛らしい建物です。
（緑色の外観も素敵ですが、建物の内部もそれ以上に素敵です。
もっとたくさんのひとに知ってもらいたい建物ですね）
現在も使われている建物なので、普段は公開されていないのですが、「ぷらぷら街歩き」のために所有者さんが快く内部も見せてくれました。内部は一部改装もされていますが、和洋折衷の装飾を取り入れた瀟洒（しょうしゃ）な雰囲気は当時のまま。雰囲気たっぷりの階段や手すり、天井の装飾、「電話室」と書かれ左から読む文字が残る小部屋、正面入り口の可愛らしい窓口カウンターなどが残り、まるで時間が止まったよう。室蘭市民でも、それほど知られていないと思われる素敵な建物でした。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログがどき時に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
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