います。かつては交通の要衝であり、道内では唯一のスイッチバック機能を持つ駅でしたが、
いまでは石北本線の通過駅のひとつとなってしまいました）
遠軽駅（えんがるえき）は、遠軽町にあるＪＲ北海道石北本線の駅です。特急「オホーツク」の停車駅となっています。遠軽町の代表駅で、かつては名寄本線が接続した、古くからの交通の要衝でした。１９１５年（大正４年）開設。道内唯一のスイッチバックの駅として知られています。１９３２年（昭和７年）に建てられ、北海道の名駅のひとつにも数えられています。名寄本線が１９８９年（平成元年）に廃止されたことにより、遠軽駅は石北本線の通過駅のひとつとなりました。スイッチバック構造と広い構内だけが残り、往時の賑わいはありません。スイッチバック稼動時に使用された転車台が、いまも残されています。
（こちらが遠軽駅構内に残る転車台の遺構です。ホームから観ることができます。現在は使われていません）
駅構内は、２面４線の単式・島式ホームの組み合わせの構造。中線が１本あります（季節運転される貨物列車のみに使用）。名寄本線廃止前は、１番のりばホームの湧別方向の反対側に「０番のりば」が存在し、名寄本線の列車が、ここから折り返し運転していました。
遠軽駅は、駅弁「かにめし」が有名で、一部を除く特急列車停車時の立ち売り、および車内販売を行っていました（網走方面行きの下り列車は上川駅、札幌方面行きの上り列車は北見駅到着までに、客室乗務員へ予約が必要）。製造元の「おかむら弁当」は火災により、２０１１年（平成２３年）１０月より休業となっていたのですが、２０１２年（平成２４年）７月より、休業前と同じ形態で再開されたと報じられています。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
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