(ジュル・パスキン 『シンデレラ』より、1930年、北海道立近代美術館)
★講演会/佐藤幸宏 「近代ヨーロッパの挿絵芸術をめぐって」 当館学芸第一課長
道立近代美術館、2012年10月27日(土) 14:00
ヨーロッパにおける挿絵本の歴史は古く、書物としての価値だけでなく、芸術作品として、ひとつのジャンルを形成しています。各時代、画家が本の内容に自らの解釈とイメージによる挿絵を描き、文字と一体化した美しい挿絵本を生み出しました。とりわけ19世紀末から20世紀にかけては、印象派をはじめ新しい美術の潮流が挿絵本の世界に大きな変化をもたらします。画商ヴォラールは、ボナールやピカソ、シャガールら当時の著名な画家たちに依頼して、詩集や小説に版画による挿絵を付した限定版の挿絵本を世に送り出しました。
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