★『蝦夷島奇観』をさぐる 当館所蔵の模写から クローズアップ展示1
北海道博物館、2023年8月11日(金)-10月12日(木)
(WEBサイト→)
18世紀末に、江戸幕府の蝦夷地調査にもとづいてつくられた《蝦夷島奇観》。これは、蝦夷地に暮らすアイヌ民族の姿や生活習俗(儀礼、狩猟、家屋、民具など)、蝦夷地の動植物や地形などを、全118項目にわたり、絵と文章で紹介した、はじめての本格的な蝦夷地のガイドブックです。《蝦夷島奇観》は多くの人に求められたようで、その模写が全国各地に多数伝わっています。幕末の絵師、早坂文嶺(1797-1867)もこの模写を手がけましたが、そこには、もとの絵にはない、文嶺ならではの工夫がみてとれます。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道博物館さま(HP)よりお借りしました。