★(当館学芸員)「スライドトーク 壁画『芽の出る音』への招待」
苫小牧市美術博物館、2022年10月29日(土)11:00
(WEBサイト→)
www.city.tomakomai.hokkaido.jp
苫小牧市には、子どもたちの明るい未来を願って制作された、画家・谷内六郎(1921年-1981年)の壁画『芽の出る音』があります。縦5m、横14mのモザイクタイルの大きな壁画は、泰然とした樽前山を背景に、木々が奏でる風や、打ち寄せる波が、春の訪れの音色となって聞こえてくるような作品です。作品は私たちの生活の一部として愛され続け、散歩途中の園児たちが、壁画を眺める光景は、まちの風物詩のひとつともなっています。
2022年(令和4年)壁画『芽の出る音』が苫小牧市科学センターに寄贈されてから50年を迎えました。本展では、谷内六郎の存在が広く知られるきっかけとなった『週刊新潮』の表紙原画など、およそ60点の作品により、私たちの心をいまなお惹きつけてやまない作品世界を紹介します。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、苫小牧市美術博物館さま(HP)よりお借りしました。