★山崎幸治「海外アイヌ・コレクションから見えること」
国立アイヌ民族博物館(ウポポイ)、2022年10月1日(土)13:30
(WEBサイト→)
アイヌ民族が過去から現在まで歩んできた歴史や、脈々と受け継がれてきたアイヌ文化を語るうえで欠くことのできないもの、それがアイヌ資料です。
かつての生活の中で使われていた民具、アイヌ民族に関する出来事や風習などについて書かれたものや自ら書いたもの、アイヌ民族を写した絵図・写真・映像、口承文芸や語りなどを録音した音声、アイヌ民族やその祖先が遺した考古遺物などが挙げられます。また、受け継がれる技術とその知識を駆使し、新たな表現を積極的に取り入れて、生み出されているものも含まれます。
r 本展覧会では、アイヌ資料の中でも特に民具に焦点を当て、各時代の人物や組織がどのような目的をもってコレクションしていったのかを紹介します。展示品を通じて、アイヌの民具にみられる「伝統」とは何かについて考えていきます。国指定文化財(重要文化財・重要有形民俗文化財)や各地域の指定文化財、そして北海道初公開のアイヌ資料も一堂に会し、アイヌ・コレクションの多彩さが際立った展示となっています。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、国立アイヌ民族博物館さま(HP)よりお借りしました。