「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[企画展]★時間をめぐって 展

★時間をめぐって 展

 北海道立近代美術館、2022年7月10日(日)-8月21日(日)

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

 本展覧会では、「時間」をキーワードに、作品が持つテーマやイメージを読み解きます。光と闇によって廃墟に浮かび上がる特定の場所や時代を超えた時間(池田良二)、不在の暗示が提起される記憶(クリスチャン・ボルタンスキー)、痕跡として映し出される土地の歴史(岡部昌生、露口啓二)、そして時を刻みながら明滅する数字があらわす弛みない命の再生(宮島達男)。写真、版画、フロッタージュ、デジタルカウンター、ガラス、木彫など、多彩なメディアと手法によって表現される作品の「時間」をめぐってください。

(宮島達男『Monism/Duarism No.6』)

 宮島達男さんは、LEDにより明滅しているデジタル数字を見て「この数字は生きている」と感じたと言います。夜も明るい街を歩くとき、目に入る数字の明滅がそのように、無機質なものなのに、そこに生命の存在を感じることがあります。ぼくにもありました。今回の展示で、いちばん心をゆさぶられた作品です。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。

あしたはきょうよりもっといい日。