★北海道大学事務局本館(旧北海道帝国大学予科教室。北海道大学敷地内に現存)
北海道帝国大学予科教室の老朽化にともない、1935年(昭和10年)に第1期、1937年(昭和12年)第2期工事。鉄筋コンクリート造り3階建て。設計は落藤藤吉(北海道帝国大学営繕課)、施工は東山某(第1期)、沖津組(第2期)。左手の西側棟が第1期。戦後、法文学部(1947年設置)などの校舎として利用され、1966年(昭和41年)から現施設となりました。
外観は旧理学部本館(現在の総合博物館)や旧農学部本館(現在のバイオサイエンス研究棟)と同じスクラッチタイル貼りですが、戦時体制下の建設のためか、装飾は極力抑えられた感じ。1977年(昭和52年)正面玄関に車寄せとひさしが接続されています。