(岩橋英遠 『道産子追憶之巻』(部分)、1978年、北海道近代美術館所蔵)
★[講演会]村山史歩「壮大な自然 岩橋英遠の風景画」 当館学芸員
北海道立近代美術館、2010年8月28日(土)9月4日(土)14:00
岩橋英遠(1903-99) は、北海道出身の日本画家です。本名英遠(ひでとお)。1924年(大正13年)山内多門に師事。1934年(昭和9年)『院展』に初入選、1937年(昭和12年)に『日本美術院』の院友に推挙されました。1945年(昭和20年)に、改めて安田靫(ゆきひこ)の門に入り、1950年、51年と続けて『日本美術院賞』を受賞、1953年(昭和28年)同人に推されました。
自然の壮大な景観や、現象を幻想的に表出する画風は独特のもので、1959年(昭和34年)の『院展』で、文部大臣賞を受けた『蝕(しょく)』をはじめ、『神々とファラオ』、『暎(えい)』、『彩雲』、『虹輪』などがよく知られています。1958年から1970年まで、東京芸術大学で教鞭(きょうべん)をとり、1972年『日本芸術賞』を受賞しました。東京芸術大学名誉教授。1994年(平成6年)文化勲章を受章されています。
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