(蠣崎波響 『唐美人図』、北海道立近代美術館)
北海道立近代美術館、2019年7月14日(日) 14:00
蠣崎波響(1764年-1826年、明和元年-文政9年)は、江戸時代後期に松前で活躍した画家、漢詩人の子として生まれ、かぞえ2歳で家老職の蠣崎家の養子となり、少年期は、江戸の藩邸で学を修めました。江戸の画家、宋紫石に絵画を学んだのも、この頃でした。アイヌの指導者12人を精緻に描いた『夷酋列像』の作者として知られますが、本職は、松前藩の家老。重職に就きながら、優美な花鳥風月を多く描き、晩年は松前応挙とも呼ばれました。
この展覧会は、平成30年度新収蔵の蠣崎波響作品のほか、道内個人所蔵家の貴重な作品も合わせて展示し、風雅の人、蠣崎波響の魅力に迫ります。
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