「観るだけ美術部」部長のブログ

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[版画展]★畦地梅太郎 木版画展

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畦地梅太郎 『山男(三)』 1956年、畦地梅太郎記念美術館)
 
 丸井今井札幌本店、2014年2月19日(水)-2月24日(月)
 
 畦地梅太郎(あぜちうめたろう)先生は、昭和初期に活躍した日本を代表する版画家です。山岳風景を題材とした木版画作品を多数発表し、「山の版画家」とも呼ばれました。画文集の出版や装丁、挿画などの分野でも活躍しました。当初、油彩画家を志していたのですが、船員、石版印刷工などを経て、24歳のときに内閣印刷局に就職し、仕事の空き時間に職場にある材料で鉛版画を試みたことがきっかけで、版画の道へ進んだというエピソードが残っています。
 1938年夏に軽井沢へ出かけ浅間山に魅せられ、やまを制作の主題に定めて以降、山の風景を描いた作品を多数発表しました。戦争中の満洲への単身赴任などを経て、第2次世界大戦後は「山男」シリーズを発表。山岳雑誌の表紙画の制作にも長年にわたって携わってきました。日本山岳会の会員でもありました。不慮の右手親指のけが、大火傷のあとは、家族をテーマにした作品を多く制作しました。穏やかでユーモラスな表情のなかにも、深い愛情や憧憬を込めた作品は、いまなお多くの人に愛されています。特に、畦地先生の「黒」色の深さは、人々を魅了し続け、「(棟方)志功の赤、(畦地)梅太郎の黒」とまで賞賛されています。 
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、畦地梅太郎記念美術館さま(HP)よりお借りしました。本展は百貨店の画廊で開催されますが、画像を畦地梅太郎記念美術館さまからお借りするという形を取り、画像掲載に踏み切っております。
 
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