「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[SL探訪]★C58型1号機 車番プレート(池田機関区記念碑)

イメージ 1
(JR池田駅の裏手にある「国鉄池田機関区記念碑」)
 
★C58型1号機 車番プレート(池田機関区記念碑)
 この記念碑は、JR池田駅の裏手にあります。「国鉄池田機関区記念碑」と書かれています。池田機関区が廃止になった折りに建てられたものと思われます。記念碑には「C58型1号機」を示す「C581」のプレートがはめ込めてあり、SLの動輪がモニュメントとして乗っています。この動輪は真新しく見えるため、C58型1号機の動輪であるかどうかは疑わしいところがあります。
 C58型1号機は、京都の梅小路蒸気機関車館に保存されていることで有名です。そのプレートが、池田駅の記念碑に埋め込まれていることは、不思議な感じがします。
 
 Wikipediaには、このような説明が載っています。(以下引用)
梅小路蒸気機関車館にて保存されていたC58 1が1979年(昭和54年)、C57 1とともに山口線にて復活した。山口線運転期間中は緑地のナンバープレートを装着し、集煙装置を取り付けて運行された。また、時にはC57 1との重連運転も行われた。しかし、国鉄末期の財政難や当機のボイラー老朽化による故障の連続発生などの事情から、復活後の最初の全般検査が実施されず1984年にSLやまぐち号牽引から撤退した。さらには1987年、梅小路蒸気機関車館保存機整理により車籍も失い、以後静態保存機として現在に至る。梅小路蒸気機関車館へ来る前は北見機関区に所属、旋回窓やバタフライスクリーンなど北海道所属機特有の装備を施されていたが、除煙板については将来の保存を見越して切り詰め工事が行なわれず原形に近い姿を保っていた。静態保存に移行された現在は、お召し列車に指定された際の装飾を施しており、除煙板には金色の鳳凰が描かれた装飾の追加、ランボードに金色の手すりが追加されている。なお、当機は現役時代、一度もお召し列車を牽引した実績を持っていない。よって、当機の場合は、お召し列車の牽引を仮定しての姿となっている。」
 
 ということはつまり、現在京都梅小路蒸気機関車館に保存されているC58型1号機は、「お召列車」仕様にされて保存されているということです。したがって、現在保存機に付けられているプレートも「お召列車」仕様、つまり、後年新たに付けられたプレートであるとの可能性があるということです。実際、梅小路蒸気機関車館に保存されている本機には、「型式C58」と書かれているのですが、現役当時のプレートには型式は書かれていません。と言うことは、この池田駅の記念碑に埋め込まれたプレートこそが、現役当時のプレートである可能性が高いということになります。(2012年9月、現状を確認)
 
イメージ 2
(記念碑にはめ込まれたプレート。ここには型式は書かれていない)
 
 なお、C58型1号機は、1938年製造。新鶴見区に配備され、1950年に北見機関区。1972年に梅小路機関車館に配置されています。1980年蒸気機関車120周年記念号(横浜)を牽引。1980-84年SLやまぐち号を牽引しました。1986年車籍抹消され、現在は梅小路機関車館にて静態保存されています。
 
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。
 
↓いつも足しげく訪問していただき、ありがとうございます。きょうも1クリック、よろしくお願いします。

 
あしたはきょうよりもっといい日。