（旧北海道炭礦汽船倶楽部の建物。山小屋風の建物で、１９２６年ごろの建築）
北海道の開拓を牽引してきた北海道炭礦汽船（北炭）の社長、井上角五郎の別荘があった敷地に、大正末期（１９２６年、大正１５年ごろ）に北炭の倶楽部として建てられたと言われています。その後、昭和１０年（１９３５年）に大規模な改造をしています。外壁は、１階部分は山小屋のような雰囲気に作られています。玄関破風にはハーフティンバー（木造構造材を外壁に見えるように出した装飾方法）が施されており、玄関横側には印象的な煙突、木材を意識的に出しログハウスのように出した装飾、腰壁には石を貼るなど、装飾にも気を配っています。
（内部は落ち着いた和室がいくつもあり、まるで老舗旅館のようでした）
内部は増築を繰り返したためか、いくつかの建物が無作為に接続されています。こちらの部屋は社長さんのお妾さんの部屋だったと伝わっているところで、窓上欄間の装飾などがとても見事でした。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、ブログ運営者がみずから撮影したものです。「炭・鉄・港」の「ぷらぷら室蘭」イベントに参加し、撮影する機会に恵まれております。
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