(ギュスターヴ・クールベ 『トゥルーヴィルの黒い岩』
1865年頃、個人蔵)
★ギュスターヴ・クールベ フランス絵画の巨人展
北海道立釧路芸術館、2012年9月14日(金)-11月23日(金・祝)
19世紀の画家・ギュスターヴ・クールベ(1819-1877)は、当時のフランス画壇で主流となっていた宗教や神話などの世界を描くことを否定し、目に見えないものは描かないという姿勢を貫きました。現実をありのままに表現する「写実主義」の代表的画家として、多くの傑作を残した巨匠として知られています。「天使は見えないから、わたしは描かない」と言ったエピソードは有名です。身近な風景や人物などを客観的に観察し描写した彼の姿勢は、印象派やその後の画家たちに大きな影響を与えました。本展は、クールベの生地オルナンのギュスターヴ・クールベ・インスティテュートの全面的な協力を得、クールベの作品、晩年の彼を支えた画家たちとの共同制作作品、クールベを慕う画家たちによるクールベへのオマージュ作品、そしてドーミエなどによるクールベの風刺画など、フランス各地から借用した約110点の貴重な作品をご紹介します。近代絵画の開拓者として革命を起こしたクールベの芸術と思想を辿ります。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立釧路芸術館さま(HP)よりお借りしました。
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