北海道立三岸好太郎美術館、2024年12月1日(日)14:00
(WEBサイト→)
わがこころの街展の舞台である札幌は、明治期、開拓使によって近代都市として開発された新興都市でした。碁盤の目のように整然と区切られた街区。煉瓦造りや軟石造りの洋風の建築群。アカシアやエルムの濃い木陰。戦前の札幌は、そのエキゾチックな佇まいにより多くの旅人の心を惹きつけると同時に、ここに生まれた少年・三岸好太郎のこころに、はるかな異境への憧れ-エキゾティシズム-を育みました。
画家・三岸好太郎(1903年-1934年)は、1921年(大正10年)に上京し、亡くなるまで東京を拠点に活動しましたが、毎年のように札幌に帰郷しました。画友の家に滞在して旧交を温め、札幌の知名人の肖像画を描き、展覧会も開催。札幌は三岸好太郎にとって、物心両面で支えたかけがえのない場所でした。
本展は、札幌における三岸好太郎の足跡とゆかりの場所をたどりながら、好太郎が札幌で描いた詩情豊かな風景画を中心に、同時代の画家が描いた古きよき札幌の風景をご覧いただこうとするものです。大正から昭和にかけての、ノスタルジックな札幌のイメージをこの機会にご堪能ください。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立三岸好太郎美術館さま(HP)よりお借りしました。
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