［部室から］★第１４３回　観るだけ美術部　部会 - 「観るだけ美術部」部長のブログ

　「観るだけ美術部」部員の皆さま、また日ごろから「観るだけ美術部」を応援していただいている皆さま、いつもありがとうございます。それでは、これより、第１４３回「観るだけ美術部」の部会を始めてまいります。今回も（１）「観るだけ美術部」部長の連絡・報告、（２）（妄想）懇親会、の２部構成で進めてまいります。どうぞよろしくお願いします。

（１）「観るだけ美術部」部長からの連絡・報告

　災害級の猛暑、そしてほんとに災害となった台風による暴風と豪雨。みなさんのお住まいの地域では、どうでしょうか。北海道、特に部長の住む室蘭市は、真夏と言えども２５℃程度の最高気温でいつもは推移する地域なのですが、今年は１２０年ぶりの「猛暑」で、真夏日（３０℃越え）が１週間ほども続き、他市と変わらず体調維持が難しい夏でした。

　そんななか、部長は告知記事でもお知らせしましたが、８月上旬にイギリス・ロンドンに家族３人で行ってきました。たぶん、これが家族３人で行く最後の「海外旅行」になると思い、奮発して出かけた旅行でした。トラブルも、いろいろとあったのですが、思い出に残る楽しい旅になりました。今年の夏は、亡き父親の四十九日、初盆と、気持ちが上がらない日が多くありましたが、イギリス・ロンドンへの旅行は、家族に希望、楽しい夏の思い出を加えてくれました。部員の皆さまにも、温かい応援のお言葉をたくさんいただきました。ありがとうございました。

（２）（妄想）懇親会

　今回の部会のテーマは「２０２３年、夏、わたしの小さな挑戦（大きな野望も可）」その途中経過報告、でした。ぼくにとっては、今年の夏は、何と言ってもイギリス・ロンドンへの家族旅行でしたね。ぼくにとっては、ほんとに久しぶりの海外旅行（１２年ぶりくらい）でした。イギリスは初めてだったので、とても楽しみでした。

　今回はカタール航空を利用したので、ドーハ国際空港で乗り換えをしました。ぼくとしては、初めて中東の国に足を踏み入れました（空港の外には出られませんでしたけど。ちなみに、この日のドーハの最高気温は４１℃だったようです）。

　お世話になったのは「ガーデンビューホテルロンドン」というホテルでした。地下鉄のアールズ・コート駅から５分くらいのところにあって、とても便利でした。古いアパートの一部をホテルにしたような造りになっており、廊下や階段にはレトロな雰囲気がありました。

　家族３人で泊まったのですが、嬉しかったのは、ダブル１シングル１ではなく、シングル３のお部屋を用意してもらえたことです。

　残念だったのは、半地下のようなお部屋だったからか、ＷｉＦｉの電波が弱かったことですかね。朝食はバイキングではなく、食パン３枚とヨーグルトを渡されただけでした。さすがに、それにはガッカリしました。

　ここで、ハプニングが発生。息子はＰＣ持ってきていたのですが、カタール航空の機内に置き忘れてしまったというのです！バカ息子が！息子は半べそをかきながら、ヒースロー空港に戻り、航空会社と折衝することになったのですが、機体の清掃がまだ始まっていないとのことで、翌日でないとわからない、とのことで、しぶしぶホテルに戻ってきました。旅行にＰＣなんて持ってくるからこんなことになるんだよ（怒）！！

　さて思いがけず、ぼくらは息子が空港に行っている間、数時間の余裕が（？）できてしまったので、ホテルの周辺を奥さんと散策をすることにしました。２階建てバスが普通に行き交っているのが新鮮でした。天気は悪かったのですが、この後行けるかどうかわからなかったため、ビッグベンとウエストミンスター寺院を見てくることにしました。

　ビッグベン、迫力ありましたね。ここに来ただけでも、ロンドンに行ってきたぜ、というのを自慢できそうです。ビッグベン、意外に大きくて驚きました。定時の鐘（小学校のチャイム。あれがビッグベンの定時のメロディーです）も聴けて、大満足でした。

　ビッグベンとあとは、歩いて１０分ほどのところにあるウエストミンスター寺院に行きました。

　ウエストミンスター寺院は、エリザベス女王の葬送や、チャールズ国王の戴冠式、ウイリアム皇子の結婚式などが行われた場所。今回は、時間に追われていたので内部の見学はしませんでしたが、正面のバラ窓などもすごす素敵で、とても美しかったです。

　また地下鉄に乗り、今度はタワーヒル駅で下車。ロンドン塔を見ました。ロンドン塔周辺は、観光客が多い印象でした。

　ロンドン塔は、１３世紀以降監獄として使われたお城で、特に１６世紀には宗教上の異端者や王族への反逆者の幽閉場所となり、処刑も行われたところです。

　ロンドン塔からすぐのところにあるのが、タワーブリッジ。世界遺産です。ロンドンの景観を損ねないようにとネオ・ゴシック様式にまとめられていますが、内部は鉄骨が張り廻られた超近代建築なんだそうです。

　息子のＰＣは幸運なことに、機内の清掃の際に見つかり、無事に手元に戻ってきました。息子、ほっとしていました。翌日は３人で、ハリー・ポッターのスタジオを見学。

　あまりネタバレしないようにしますが、ここの展示物はすべて、映画の撮影で実際に使用されたものなので、作り物とは言えども、どれも精巧で、重厚感も凄かったです。

　ネガティブキャンペーンをするつもりはありませんが、としまえんのスタジオよりも素晴らしい（だろうな）と（勝手に）想像しております。

　「バタービール」も楽しみました。「バタービール」は「ビール」じゃないのですね。ちいさな子どもも飲んでいましたから。

　翌日は、バッキンガム宮殿や、ビクトリア駅に近いところにあったパブにも行きましたが、とても寒かったです（日本では猛暑だったのに！）。

　じつは、バッキンガム宮殿の内部を見学するオプショナル・ツアーに遅刻してしまい（雨降りで、走ったけど間に合わなかった！）ロイヤル・ギャラリーを見学したあと、みんな疲れていて、しぶしぶホテルに戻ったのでした。あ、でも途中でキングスクロス駅に寄り、９3/4ホームのモニュメントと、実際に撮影された４番ホームに行ってきました。