北海道立文学館、2023年4月11日(水)-6月25日(日)
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今回の常設展アーカイブでは、木版画で南蛮や文明開化の風俗を表現した川上澄生に注目します。川上澄生の木版画は、すべての皇帝を一人で行う創作版画で、その素朴な彫り味が醸し出す懐古的な詩情は廣解されています。詩人としても活躍し、自信の詩文と木版画による書物は味わい深く、さらに、他作家の著書や雑誌の装丁、挿絵でも個性を発揮しています。1945年から1949年においては、戦時租界のために北海道に渡り、その間に制作された作品や、着想を得た作品は数多く、北海道との関わりが深いことも特筆されます。
本展では、自画自装の著書を中心に木版画、装丁本(誌)などおよそ80点をご紹介いたします。没後50年を経てなお色褪せない魅力をたたえた川上澄生の世界をご堪能ください。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立文学館さま(HP)よりお借りしました。