「観るだけ美術部」部長のブログ

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あしたはきょうより、きっといい日。

[講演会]★荒巻義雄「わたしの記憶 加清純子の時代」

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(よみがえれ!とこしえの加清純子 再び展)

荒巻義雄「わたしの記憶 加清純子の時代」

 北海道立文学館(オンライン)、2022年2月1日(火)-3月21日(月・祝)

(WEBサイト→)

www.h-bungaku.or.jp

 戦後まもない札幌の街をきらめく感性とたぐいまれな表現力でさっそうと駆け抜けた「天才少女画家」加清純子(1933年-1952年)。15歳で道展に入選し、自由美術展など中央画壇で活躍する一方、「二重SEX」などの鮮烈な小説を発表し、文学の方面でも注目を集めました。しかし18歳の冬、阿寒山中で唐突に生涯を閉じてしまいます。

 2019年に当館で開催された特別展「よみがえれ!加清純子」は、大きな反響を呼びました。その後、実弟で詩人の暮尾淳(1939年-2020年)が保管していた作品など16点が当館に収蔵されました。本展では、新収蔵作品を含む36点の絵画を紹介するとともに、70年間封印されてきた写真や遺品など、貴重な資料も初めて展示されます。さらにこのたび、「加清純子とこしえプロジェクト」、東京藝術大学保存修復油画研究室などの協力を得て、痛みの著しかった作品の状態を安定化させることができました。また、文学の関連では、このたび明らかになった「清瀬瞬子」の名で発表された作品にも注目し、反権威世代(アプレゲール)を象徴する加清純子の青春時代に再び迫ります。あわせて終生、純子への追想を書き続けた暮尾淳の人間味あふれた抒情詩の世界も紹介いたします。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立文学館さま(HP)よりお借りしました。

あしたはきょうよりもっといい日。