★中原悌二郎賞 創設50周年記念特別展(前期)
中原悌二郎記念旭川彫刻美術館、2021年1月5日(火)-2月28日(日)(前期)、3月3日(火)-5月9日(日)(後期)
(WEBサイト→)
www.city.asahikawa.hokkaido.jp
旭川の開村80周年の記念事業のひとつとして1970年(昭和45年)に創設された中原悌二郎賞が本年で50周年を迎えました。これを記念して、中原悌二郎賞の半世紀にわたる歴代の受賞作品を紹介する特別展を開催いたします。
中原悌二郎は1888年(明治21年)釧路市生まれ。9歳のときに旭川に移り住みます。5年間を旭川で過ごした後、札幌中学校を経て画家を志して上京。やがて本格的に彫刻制作に取り組みますが、1921年(大正10年)わずか32歳の若さで逝去します。現存する作品はわずか12点のみですが、いずれも近代彫刻史の歩みをたどる上で、たいへん貴重な作品となっています。旭川市は、1962年(昭和37年)から市民の協力も得て、中原悌二郎作品の収集と保存を進めてきました。そして1970年(昭和45年)日本の近代彫刻史に大きな足跡を残した中原悌二郎を顕彰するとともに、日本の彫刻界の大きな発展に貢献することを目的として中原悌二郎賞を創設しました。偉大なる彫刻家、中原悌二郎の名を冠するこの賞が、今後とも多くの人々の支持を得て、彫刻を志す方々の励みとなり、彫刻界をリードし続けていくものと期待しています。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、中原悌二郎記念旭川彫刻美術館さま(HP)よりお借りしました。