★笹倉いる美 「特別展解説講座 北で生きるよすが 北方民族の世界観 展」
北海道立北方民族博物館、2020年8月8日(土)13:30
(WEBサイト→)
北方諸民族はその知恵や技術を駆使して北方の環境の中で暮らしてきました。食料を手に入れるための狩猟具、寒さをしのぐための暖かな服装、遠くへ移動するための船や橇(そり)。しかしそうした道具類だけが、生活を支えていたわけではありません。助け合う社会や、自然に関する知識、大切な事柄を伝承する手段、長い冬を乗り越えるための娯楽も重要でした。さらに精神的なよりどころとなるものが必要でした、信仰や祈り、行動の規範、動物との関係などにみられる独特の世界観が存在します。
本展では、北方民族の精神世界の中で特に重要な位置を占める「シャマニズム」と「アニミズム」を軸に、関連する当館の収蔵資料により、北方民族の世界観の一端を紹介します。
※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立北方民族博物館さま(HP)よりお借りしました。