古い木造駅舎で風格があります。建て直される前の門静駅と同型で、同じ時期に建てられたと考えられますが、資料によれば、旧門静駅は1917年(大正6年)の建築、糸魚沢駅が1947年(昭和22年)の建築となっています。同時期の建物と観られているから、恐らく、どちらかが間違っているのでしょう。ともかく、奇跡的に残った従来型の木造駅舎なので、今後とも大切に守られてほしいと思います。糸魚沢駅は、国道44号に面しており、旧門静駅と似た雰囲気を感じます。 駅の周辺にはなにもなく、地形的には陸の孤島のようなところですが、糸魚沢駅北側の丘陵地帯には、開拓農家が入植し、1933年(昭和8年)-1960年(昭和35年)ごろには、駅の近くに炭鉱もあったそうです。近くに別寒辺牛湿原があり、ラムサール条約にも指定された湿地です。車窓からこの湿原を観ると、ああ道東まで来たのだなあという気持ちにさせれくれます。
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