「観るだけ美術部」部長のブログ

「観るだけ美術部」勝手に部長です。入部希望者は、コメント欄にメッセージを残してください。折り返し、勧誘に伺います(笑)。

あしたはきょうより、きっといい日。

[講演会]★星野直子「星野道夫が見続けた風景をたどって」

星野道夫 悠久の時を旅する展)

★星野直子「星野道夫が見続けた風景をたどって」

 北海道立帯広美術館、2024年4月20日(土)14:00

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

 極北の地アラスカに暮らしながら、厳しくも美しい自然やそこに生きる人々を撮影し、目の前に現れ消えゆく物語を誠実な文章と共に残した写真家・星野道夫。彼は早くから北の自然に興味を抱き、20歳のときはじめてアラスカを訪れ、その後、写真家としての道を歩み始めます。

 本展では、「出会い」をテーマに、若き日に訪れたアラスカの村々の記録から、亡くなる直前まで撮影していたカムチャッカ半島での写真を、星野道夫本人の文章や、貴重な資料も交えてご紹介いたします。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立帯広美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[コン活]★J1第9節 ×サンフレッチェ広島 +もみじ饅頭

 J1第9節は4月20日(土)で本拠地、札幌ドームにサンフレッチェ広島を迎えます。このところ苦しい台所事情の上に、優勝候補のサンフレッチェ広島。苦しいけど、ぜひ勝ってほしい! そこで今回の「勝利をいただきます!」では、広島名物「もみじ饅頭」をお取り寄せしました。

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(部長は最近、和菓子が好き。もみじ饅頭、美味しいよね~)

 部長は9年前に、広島を訪問したことがあります(残念ながら、サッカー観戦ではありません)。広島原爆追悼集会(広島平和祈念式典)に家族で参加し、その足で宮島の厳島神社と弥山に立ち寄りました。気温が31℃で、うちの息子が熱中症気味になったのを思い出します(北海道民は高温多湿に弱いのです)。厳島神社までの参詣道で売っていた「揚げもみじ」(もみじ饅頭を揚げたもの)最高に美味しかったな-。もしまた広島に行くことがあったら、絶対に食べたいです。

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(もみじ饅頭って、いろいろあるけど、やっぱりこし餡が美味しいな)

 「もみじ饅頭」は、コントで有名だったけど、その歴史も古いんです。もみじ饅頭の発案者は明治後期、宮島(厳島)に在住していた高津常助とされています。宮島の名所・紅葉谷の旅館「岩惣」(現在も営業を続けています)にはその頃、皇太子であった後の大正天皇大韓帝国皇太子(のちの純宗)、伊藤博文夏目漱石らが顧客だったそうです。この「岩惣」に和菓子を納入していた高津常助は、宿の女将・栄子から「大切なお客への手土産に、紅葉谷の名にふさわしい菓子が作れないか」と依頼され、試行錯誤の末に1906年(明治39年)完成にこぎつけたそうです。なお、この「もみじ饅頭」という名称には、伊藤博文が関わっていたという説が残っており(老舗のやまだ屋:もみじ饅頭の由来や、宮島観光協会:もみじ饅頭を参照のこと)、微笑ましいエピソードなのですが、実際にそのようなことがあったという記録はないそうです。

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(9年前に宮島に行ったときに食べた「揚げもみじ」美味かったな-)

 「もみじ饅頭」の商標は、元々(現在は宮島口にある)「高津堂」が所有していましたが、のちに商標権を手放したため、いまでは「元祖」を名乗る店が乱立している状況です。宮島にある業者では明治末期創業の「岩村もみじ屋」が最も古く、1925年(大正15年)には「藤い屋」、1932年(昭和7年)には「やまだ屋」が創業しています。1953年(昭和28年)創業の「にしき堂」はやや後発でした。

 はじめはこし餡のみのもみじ饅頭でしたが、1934年(昭和9年)高松宮宣仁親王が宮島を訪れた際に「つぶあんはないのか」と仰ったのを契機に、昭和初期につぶ餡入りも考案されたそうです。歴史を振り返りながら食べると、味わいも深みを感じますねぇ。

 

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サンフレッチェ広島から、勝利をいただきます!)

 さあ、これで「もみじ饅頭」もしっかりいただきましたので、北海道コンサドーレ札幌の勝利も間違いなし!「サンフレッチェ広島から、勝利をいただきます!」 頑張れ、北海道コンサドーレ札幌!!

[講演会]★細見良行「ギャラリートーク 琳派×アニメ展」

琳派×アニメ展 尾形光琳、神坂雪佳から鉄腕アトムリラックマ初音ミクまで)

★細見良行「ギャラリートーク 琳派×アニメ展」

 北海道立近代美術館、2024年4月20日(土)10:00

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

www.stv.jp

 「琳派」とは、俵屋宗達から100年ほど後に絵師となった尾形光琳(1658年-1716年)の「琳」をとって名付けられた名称です「琳派」という言葉は、日本文化や日本美術のなかで有名な言葉であり、世界にもその素晴らしさが認識されています。

 しかし、「琳派」という言葉は、ごく最近になって使われ始めた言葉でもあります。それは、大正時代に美術史関係の人々が創り出した言葉なのです。現在では、日本を始め世界中が「琳派」と言えば俵屋宗達尾形光琳らの素晴らしい作品の数々を思い浮かべることでしょう。

 しかし、「派」という語が付いているからと言って、それが師弟関係で結ばれたものではなく、直接に教えを受けていないことも多く、その人を慕い、その考えや行いを模範として学ぶという「私淑」によって再出されている点は特筆すべきことでしょう。

 いっぽう、日本のマンガやアニメは、日本のみならず、世界の多くの人々に認められています。これらマンガ、アニメも現代の日本文化の大きな財産となっています。さらにマンガ、アニメの世界にも先人に「私淑」して生まれた作品もあることは周知のことと思います。

琳派×アニメ展)

 本展は、一見関係のないジャンルである「琳派」と「マンガ、アニメ」を取り扱う展覧会ですが、この偉大な2つの日本文化には共通するものが見て取れると思います。それは「私淑」「魅了」という語、あるいはカリスマ性でしょうか。「琳派」も「マンガ、アニメ」も世界の人々の心を惹きつけて虜にする力があります。

琳派×アニメ展)

 また、アメリカで発見され日本美術史を塗り替える世紀の大発見、尾形光琳『富士三壺図屏風』をはじめ、俵屋宗達尾形光琳酒井抱一、神坂雪佳など江戸時代初期から明治・大正時代にかけて制作された作品から「琳派」のすばらしさを体感していただき、後半は、琳派に私淑した作家が琳派作品を写し、そのなかにマンガ、アニメのキャラクターを登場させるという新しい試みの上に制作された作品で、2つの日本文化の素晴らしさや面白さを感得していただく展覧会となっています。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立近代美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[企画展]★恋する画家の陶酔ざんまい 展

(恋する画家の陶酔ざんまい展)

★恋する画家の陶酔ざんまい 展

 北海道立三岸好太郎美術館、2023年12月16日(土)-2024年4月18日(木)

(WEBサイト→)

artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp

 「恋をしなくちゃいい絵は描けない」と三岸好太郎は語ったと言います。多くの女性に陶酔し、情熱を燃やすことは創作の大事な源のひとつだったのでしょう。さらに街で見かけたモードや雑貨、玩具、人形、骨董品などにも魅せられ、三岸好太郎は熱中しました。多様な美術動向にも鋭く反応。人を愛し、様ざまなものに惚れ込み、新たな造形美の追求に恋して生まれた秀作の数々をたどります。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、北海道立三岸好太郎美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

[部室から]★観るだけ美術部 部会告知+部員名簿(2024年4月部会現在)

 「観るだけ美術部」部員の皆さま、また日ごろから「観るだけ美術部」を応援してくださっている皆さま、いつもありがとうございます。こちらの記事は、第151回「観るだけ美術部」部会の告知記事です。第151回部会は、4月20日(土)10:00より、部室のドアを開けて、部員の皆さまをお待ちしております。今回の(妄想)懇親会のテーマは「春になって、新しく始めたいこと、新しく発見したこと!」です。春になって、新しく始めたいこと、はじめたことは、ありませんか? 小さなことでもよいです。春用の洋服を買ったとか、散歩をしていたら小さなケーキ屋さんを見つけたとか。お便り、お待ちしております。

(昨年の室蘭市南部陣屋跡の桜。今年も楽しみです)

 

★「観るだけ美術部」部長(室蘭本部)(id:mirudakeartclub)

mirudakeartclub.hatenablog.com

★ちゃき 部員(札幌支部)(id:ku3re5)

ku3re5.hatenablog.jp

★濃霧*濃霧 部員(道東釧路支部

ameblo.jp

★うみ 部員(道南函館支部)(id:uminekobiyori)

umineko-biyori.com

★ジェイド 部員(茨城取手支部)(id:JadeSeele)

jadeseele.hatenablog.com

★袴ブーツ部員(千葉支部)(id:mori-soba1868)

mori-soba1868.hatenablog.com

★ウナギーヌ・ユーコ部員(東京上野支部)(id:happyunagi-yuko)

happyunagi-yuko.hatenablog.com

★ryo 部員(東京品川支部)(id:ryokuminima)

kuminima.hatenablog.com

★ぱんだぬき 部員(厚木支部)(id:pandanukichen)

pandanukitchen.hatenadiary.jp

ちひろ 部員(藤沢支部)(id:hi2sug)

hi2sug.hatenablog.jp

★こっぺ 部員(湘南支部)(id:shiawasenoyokann)koxtupe.hatenablog.com

★Talking Drum 部員(東大阪支部)(id:Talking-Drum)

talking-drum.hatenablog.com

★ジロー 部員(伊丹支部)(id:surrealsight)

surrealsight.hatenablog.com

★あっちゃんゆいちゃん 部員(神戸支部)(id:atchanyuichan)

atchanyuichan.hatenablog.com

★ぴーちゃん 部員(福岡支部)(id:gracedusoleil2525)

gracedusoleil252525.hatenablog.com

★くまこ 部員(北九州市支部)(id:jibun_iyashi)

jibun-iyashi.hatenablog.com

★こゆ 部員(熊本支部)(id:koyux)

koyux.hatenablog.com

★りまさおか 部員(宮崎支部)(id:rimasaoka)

rimasaoka.hatenablog.com

★トラリブ 部員(スロヴァキア/ブラチスラバ地区)(id:tra_live)

www.tra-live.com

★ももベル 部員(ドイツ/ベルリン支部)(id:momobellblog)

momobell.jp

★DIT井上 部員(カナダ/アルバータ支部)(id:ditinoue)

ditinoue.hateblo.jp

【サポーター部員の皆さま(休部中の皆さま)】

★カノン 部員(大阪なんば支部(⇨休部中)

 

 それでは部員の皆さま月20日(土)10:00より、部室の鍵を開けておきます。またのちほど、お会いしましょう。

 

 

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[コン活]★ルヴァンカップ第2回戦 ×アスルクラロ沼津 +駿河湾産しらす 炊き込みご飯

 4月17日(水)は、ルヴァンカップ第2回戦が行われます。1回戦でJ2のベガルタ仙台を破ったJ3アスルクラロ沼津とアウェイで戦います。コンサとしては正直、この時期にミッドウィークの対戦はきついです。レギュラー陣も休めたいですし、選手層が厚いわけでもなので、J3と言えど真っ向勝負を挑んでくるチームとは互角かなという印象です。この連戦で、けが人が新たに出なければいいなと思います。

しらす炊き込みご飯の素)

 沼津は言うまでもなく、サッカー王国静岡県静岡県と言えば、駿河湾駿河湾と言えば、特産はしらすですよね。そこで今回の「勝利をいただきます!」では、駿河湾しらす入りの炊き込みご飯にしました!

しらすがふっくらして、美味しくできました)

 さて。今回は「駿河湾しらす 炊き込みご飯」です。しらすは、元々そんなに濃い味のものではないですが、こうして炊き込みご飯などにすると、ふっくらとした味わいになり、とても幸せな気分になれます。こちらのしらす炊き込みご飯は、電子炊飯器に一緒に入れて炊き込むだけのものですが、十分美味しかったです。

(となりは、セレッソ大阪のスポンサー、日本ハムシャウエッセン

 ほんとは、この繊細な味わいを楽しむため、THE和食、というメニューがよかったのかもしれませんが、濃い味のシャウエッセン日本ハムセレッソ大阪のスポンサー)と付け合わせました。飽和脂肪酸、摂り過ぎか?

アスルクラロ沼津から、勝利をいただきます!)

 さあ、これで「駿河湾しらす 炊き込みご飯」もしっかりいただきましたので、北海道コンサドーレ札幌の勝利も間違いなし! アスルクラロ沼津の監督は、元コンサドーレ札幌ゴン中山さんです。日程的にも厳しいですが、何とか怪我人も出ることなく、アスルクラロ沼津ら「勝利をいただきます!」頑張れ、北海道コンサドーレ札幌!!

[特別展]★遠藤彰子 生生流転展

(遠藤彰子『部屋』、1976年)

★遠藤彰子 生生流転展

 札幌芸術の森美術館、2024年4月6日(土)-6月16日(日)

(WEBサイト→)

artpark.or.jp

www.hbc.co.jp

 神奈川県を拠点に活動する画家・遠藤彰子(1947年-)は、「人間の存在」や「いま生きている実感」といった普遍的なテーマを描き続けています。寄り集まる人びと、ひしめきあう建造物、芽吹き広がる植物や大樹など、多くのモチーフが画面いっぱいに描かれ、エネルギーに満ち溢れた作品世界を構築しています。500号を超える大作は、人びとの営みや自然の驚異が細部にまで丹念に描き込まれており、観る者を躍動的な物語の中へ引きこみます。

(遠藤彰子『私の街』、1981年)

 本展では、およそ80点の作品を通して、半世紀にわたる画業をたどります。身の回りの環境や出来事を題材にした初期の「楽園シリーズ」。画家として飛躍のきっかけになった「街シリーズ」、そして最大で3.3m×7.5mにも達する「大作シリーズ」を中心に、立体作品や新聞掲載小説の挿絵など、これまでの広範な活動の軌跡を一挙にご紹介いたします。

 めくるめく物語が繰り広げられる遠藤彰子の作品をこの機会にぜひご覧ください。

 

※なお、こちらの掲載画像は、当ブログが独自に定めるガイドラインに基づき、札幌芸術の森美術館さま(HP)よりお借りしました。

 

あしたはきょうよりもっといい日。